口笛というもの

気が付くと口笛というものを見かけなくなっていた。
というか聞かなくなった、か。
最近出会いましたか?


居間の若い人たちはもしかしてその存在を知らないのではないか。
童話や昔のドラマの再放送の中にだけ登場するもの。
これって日本だけなのか。アジアやヨーロッパではどうなのか。


もちろん僕はできなくて、口をすぼめてヒューヒュー言うだけ。
できる人に憧れる。
指笛もできない。ボーイスカウトに入れない。
今どき、口笛を吹きながら都会の雑踏を歩いていたら変な人と思われる。
できる人は家の中でこっそりなのかな。


検索してみると、分山貴美子という方が国内の第一人者のようだ。
Wikiってみると『「第34回国際口笛大会」成人女子の部で総合優勝』とあった。
くちぶえ 分山貴美子「 On The Sunny Side of The Street」Whistle World Champion
https://www.youtube.com/watch?v=SD1RftW4Fm8


いくつかザッピングして見ていたら、こちらがよかった。
小鳥のさえずりのように清々しい。
国際口笛大会で姫路の女子大生優勝
https://www.youtube.com/watch?v=GzQ9riAFE_o


口笛でジャズなんていいんじゃないか、と思って探すとやはりある。
こういうサントラ、フランス映画にありそう。
Toots Thielemans - Bluesette (1962)
https://www.youtube.com/watch?v=Oi4G6UmYK9U


この、Toots Thielemans はハーモニカも吹くのか。
さらにいい。この人のことは全く知らなかった。
Toots Thielemans - Bye Bye Blackbird
https://www.youtube.com/watch?v=vCjwZAXcaRM


しかし、口笛の名曲となると真っ先に思い出すのは
NHK「みんななかよし」のテーマ曲。
演奏もさることながら、歌詞がいい。
「口笛吹いて空き地へ行った 
 知らない子がやってきて 遊ばないかと笑って言った」
これってほんと、口笛の何たるかをよく表している。