昨日、所属するチームに新人が配属された。今日が新人歓迎会。
3年ぶりか。3年前の新人は惚れ惚れするぐらい「ゆとり」で、
半年持たずにふらっとやめてしまった。
学部卒なので年齢からしたら僕の半分ぐらいになる。
そりゃ僕も年を取ったわけだよな。
今年40歳ということの重みをシミジミと感じた。
自分がまだ若手と思っていた頃は
どんな新人が配属されるのか楽しみにしていたし、
新入社員アルバムが全社員に配布されると
「こいつ面白そうだ」「こいつできそう」などとヤイヤイ言い合って
実際選ばれて部門に入ってくると率先して飲み会に行ってた。
それがいつの間にか新人に興味がなくなり、部門に興味がなくなり、
会社に興味がなくなり…
サラリーマンとして色褪せていくというのはこういうことか。
配属されてきた新人を見ていると
初々しさとやる気に満ち溢れていて、
翻って自分を見てみるにいかに汚れてというか煤けているか。
汚れるなら汚れるでとことんダーティーに振る舞える存在感の大きさがあるといいけど、
今の自分はただ中途半端に使い古されただけ。
SE定年35歳説の年を過ぎて、ほんと下り坂をダラダラと転がっている。
いかんなあというより、まあいいかという思いのほうが強い。
今のPJで6年目か。最初の2年はすったもんだがあって大変だったけど、
サービスインしてからのその後の4年間は急に楽になって
これまでほぼ定時で帰ってくることができた。
その分を編集学校なり他のことに使えるようになった。
神保町というロケーションもよく、三省堂や古本屋が便利で食べるものも困らない。
実際、SEとしてのストレスはかなり減った。疲れきって苛立ってることはなくなった。
当時のメンバーは皆卒業して今や僕が長老として誰よりもよくシステムのことを知っている。
ノウハウとか経緯とか。それだけで仕事になってしまう。
しかし、そのバーターとして成長は全くなくなった。
それでまあいいんじゃないか、もはや余生だと思う自分がいる。
今回もまた僕が新人向けのレクチャーを行う。
先ほど1回目を終えた。
今日はこのプロジェクトのこれまでの歩み6年をダイジェストで話した。
様々な思い出が頭をよぎった。
この僕にも伝えられることがある。