青森帰省 その3

昨晩のこと。19時を過ぎて夕食。煮物、焼き魚など。
青森は雨は降らず。NHKのニュースを見る。
強い寒気が流れ込んで、秋田、東京、豊橋で集中豪雨。
平川市の「津軽選挙」が取り上げられていた。
マレーシア機墜落の後、ベネッセの前。
市議会議員20人のうち15人が辞職という異常の事態で議会が開けず。
明日が選挙の告示なのだという。
それでもやはり何人かは金をばらまくんだろうな。他にやり方を知らないから。
あるいはもっとスマートのやりかたで。
大砂嵐負ける。


夜、Todd Rundgren『Somthing / Anything』を聞く。
青森に帰ってくるとなぜか聞きたくなる1枚のうちのひとつ。
Peter Gabriel 『So』であるとか。


夜、部屋に蚊取り線香をつける。ベープマット。
部屋で本を読んでいると花火の音が聞こえる。
母は浅虫温泉? と言う。陸奥湾を挟んで反対側、
何十キロも挟んで聞こえるものなんだろうか。
外に出てみるが、遠くに音は聞こえても花火は見えず。
方角からすると浅虫よりも市街地か。
少し歩いて戻ってくる。風が涼しい。
歩いているうちにサンダルの左足にガムを踏んだような感触があって、
裏返してみるが何がついているわけでもない。
さらに歩いているとベコベコしだして、底がはがれた。
東京で買ったばかりで今回履いてきたビルケンストックではなく、
玄関に置いてあってもの。
母に聞くととても古いサンダルだという。
それはまあいいとして、先週の水曜、通勤靴の踵が剥がれたのも左側。
なんか気にかかる。
昼にさくらの百貨店で買った六花酒造の焼酎「津軽海峡」を
ジョッキに氷を入れて水割りにして飲む。


後で妹の旦那から聞いたところでは花火は「安方みなと祭り」とのこと。
本町の港の方か。今はそういうのがあるんだな。


0時過ぎに寝て、7時半に起きる。
今日は晴れている。
パンにチーズを乗せて焼く。トマト、レタス、キャベツ、目玉焼きなど。
NHKでは長野県飯田市龍江というところの人形浄瑠璃を紹介している。
家中に掃除機をかける。
母が庭の物干し竿の位置を変えたいというので、下の重い石の台を動かす。
氷を入れてリンゴジュースを飲む。
『ハルカ・エイティ』を読み終える。こういう昭和史もあるのか。
清々しく、読み終えた後にジワジワ来る。
80代で始まって幼少時代、女学校時代、教員時代、戦中・戦後と
一人の女性の一代記を描いて、50代で終わる。
60代・70代を読者の想像に任せたのが粋だった。


引越しの荷物の整理。
母に父の亡くなったときの記事がまだ残っているか聞くと出てきた。
父の撮った写真や死亡事故に伴う書類のいくつか、葬儀のときの写真と共に。
父のノートなどと一緒に箱に詰めて東京に送る。
父の歌ったのを吹き込んだテープが出てくる。
「オリジナル・ソング」なんてのもあった。曲名は書かれていない。
捨てる気にはならないが、今、聞いてみたいとも思わない。
いつになることか。
本棚の本のうち、捨てるもの・残すものを選り分ける。
後者をダンボールに詰める。4箱になった。
箪笥の中の服もいくつか捨てる。中には中学校のときに買ったものがある。


夏の高校野球の予選、青森高校が準々決勝で勝ったとのこと。
テレビでは青森山田高校の試合。県予選なので中継も試合も淡々としている。
昼食は鮭を焼いたのと、漬物。


午後、渡辺一史『こんな夜更けにバナナかよ』を読み始める。
これはこれで読み応えがあってやめられない。
「筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」と副題にあるが、
まさにその人と人の本気のぶつかり合い。


夕方、温泉銭湯へ。
帰ってきて母が相撲中継を聞いている。
履いてきた短パンのボタンが取れかかっていると、縫ってくれる。