『Dance New Air 2014 ダンスの明日』

先週金曜12日は青山円形劇場に『赤い靴』という
コンテンポラリー・ダンス? というか演劇を観に行った。
ダンスと呼ぶのは、『Dance New Air 2014 ダンスの明日』
というイベントの一環として上演されたからだ。
http://dancenewair.jp/
国内の振付師や海外から招聘したダンサーのステージだけではなく、
ワークショップやフィルムの上映など多岐に渡るプログラムが用意されている。


片桐はいりが出演していた。
それとは別の出演者のひとりの方と間接的なつながりがあった。
http://dancenewair.jp/program0101


演出の小野寺修二という方は今注目の舞台演出家というか演劇人であるらしい。
今回同行の方はもう何年も前からそのステージを見ていたとのことで、
カラマーゾフの兄弟』も80分のダンスにしてしまうのだという。
年末は静岡県舞台芸術センターで演出を手がけるようだ。


19時から仕事帰りに半蔵門線に乗って表参道へ。
「こどもの城」の中に劇場がある。
ここは初めて。前を通りがかったことは何度かあったけど。
http://www.kodomono-shiro.jp/index.shtml
国立の「総合児童センター」なんですね。民営化と思いきや違った。
「造形スタジオ」や「音楽ロビー」「ビデオライブラリー」といった施設がある。
どれぐらいの子どもが利用しているのだろう?
青山に位置するだけあって、それなりに裕福な家の子どもなのだろうか?


観客席へ。名前の通り、円形に取り囲む。
英語もフランス語も堪能な外国人を含む3人の女性と
黒子らしき赤い服を着た男性がステージへ。
椅子代わりの四角い箱と机。
赤いくつを手にした少女は見知らぬ人の元へと連れて行かれて新しい生活が始まる。
少女の数年後なのか全く関係がないのか、靴工場で赤い靴に憧れる。
どうやらふたつの話が交差するようだ。
前半はセリフがあってモザイク状になんとなく浮かび上がってくる。
後半はセリフがなくなって寓意性を増していく。
椅子は椅子ではなくなり、机も机ではなくなる。
赤い靴を履いた女王様が空から下りてきて、手足を縛られた人形が四方から引っ張られて…


ダンスであり、演劇でもある。
ダンスでもなく、演劇でもない。
しかし、全く新しいものではない。
聞くところでは普段の公演は男性ばかりでもっと動きが激しいのだという。
机がよく出てくるが、もっと振り回すようにする。


こういうの一度見だすと他のプログラムも気になるものであって。
27日(土)午後には田中泯が、28日(日)午後には羊屋白玉の登場する対談があるようだ。