地域の警察署へ

昨日の夕方、仕事をちょっと抜けだして
運転免許証の住所変更のためオフィスから歩いて5分の神田警察署に行ってきた。
新宿の免許更新センターは平日しかやってないし、
府中の運転免許試験場は日曜もやってるけど混んでそうな気がした。
窓口も空いてるし、警察署で更新するのが速くていいですね。
前回も荻窪警察署ですぐだった。


書き換えの間、それとなく彼らの働く姿を眺める。
レッカー移動や車庫証明、警察官応募などいくつか窓口のカウンターがあって
壁で遮ったりはせず、その向こう側にすぐ机が島になって並んでいる。
地味な灰色の事務用机。窓口ごとの島は背の低い棚で仕切られている。
その上に書類箱がひとつかふたつ置かれている。
一見して「昭和」を感じた。
各机にはノートPCも置かれているけれども最新機種ではなく。
手書きの書類を都度台帳に挟んでいく、という方が似合う。
時間が止まっている、と言えなくもない。
この光景どこかで見たなあ、と思いだしたのは韓国映画の『殺人の追憶
何十年も前の警察署が舞台になっていて、あの雰囲気そっくりだった。
よくいえば人間的な手仕事感があり、言い換えるとなんだか泥くさく野暮ったい。


そういえば、所在を調べるために見てみた
神田警察署のホームページもかなりの手作り感があった。
(サイトというより、まさにホームページ)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/1/kanda/index.htm


気になっていくつか見てみる。玉川警察署。マスコットキャラクターがある。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/3/tamagawa/index.htm


荻窪警察署。4コマ漫画のコーナーがある。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/4/ogikubo/index.htm


どこも自前で、制作会社に頼まず署員が解説本片手に作ってるんだろうなぁ。
微笑ましくも思う反面、フォーマットを統一して
アクセスや署の歴史といった独自コンテンツを流し込み、
交通安全や犯罪防止といった共通コンテンツは中央にリンク、
一括して警視庁が作成としたほうが安上がりな気がするんだけど。どうなんだろう。
その分、人と人の親密な雰囲気がなくなっていくのか。


これは区ごとに役所や図書館のサイトの体裁やページ構成が全く異なって
どことなくなんとなく使いにくいというのと一緒。
縦割りゆえに区をまたぐとお手上げ。標準化という発想がない。
僕が区長なり都知事だったら視野に入れてみたいところだが…