ブータンからトルコへ

今日はイシス編集学校33破(応用コース)の汁講(オフ会)。
昼、新宿駅西口に集合して小田急線に乗って代々木上原へ。
異文化コミュニケーションがテーマとなって
ブータンの料理を食べて、都内最大のモスク「東京ジャーミー・トルコ文化センター」へ。


代々木上原駅南口を出て坂を上り、商店街の一角に「ガテモタブン」がある。
http://www.gatemotabum.com/
初めてだと見落としそうなぐらいに小さな店。テーブル全部で10人入れるかどうか。
都内でも珍しいブータン料理の店。
初めて知ったんですけど、唐辛子がたくさん入っていて世界一辛い料理と呼ばれるんですね。
ランチは3種類。
A)豚バラ肉、大根、トウガラシの炒め煮
B)鶏もも肉、にんにく、トマト、ピーマンの炒め
C)青唐辛子入りのオムレツ


僕はC)にした。プラス、「モモ」というブータンの蒸し餃子。
普通の肉入りのと、チーズとキャベツのと2種類。
オムレツは案の定、辛かった…
唐辛子は赤よりも青い方が断然辛いですよね。
皆はA)かB)にして、「辛いけど食べられる」と言っていた。
たぶん僕のが一番辛かったのではないか。
「モモ」もそれ自体は普通の餃子、
しかし唐辛子やその他の野菜をすりつぶした
タレのない辣油のようなものを付け合わせにして食べる。
やはり辛い。


「東京ジャーミー」へ。ここは2年ぶり、2回目。
礼拝所に上がるとウズベキスタンインドネシアなど
世界各国から日本に来たムスリムの方たちがメッカの方角に向けて祈りを捧げていた。
スピーカーからCDか何かに収録されたコーランの詠唱が聞こえる。
空は雲ひとつなく、鮮やかな日差しがステンドグラスを通じて入ってくる。
ふらりと入ってきた初老の男性がマイクを手に自らコーランを詠唱する。
その素朴な歌声に聞き入る。ここが東京であることを忘れる。


14時半になるとガイドツアーが始まる。
午後のお祈りがあって、まだ小さな子どもたちがふざけたり走り回ったりしながらも
額を床につけたり年上の兄弟たちのまねをする。
次に白い衣装を着たイマームコーランを読む。
その後でムスリムなのだろう、一緒になって礼拝していた初老の日本人男性が
イスラム教のことやこのモスクのことを1時間近く解説した。
印象的だった話は、モスクとは町の公民館や集会所のようなものであって
修行の場所ではないのだということ。
専属の神父や牧師に当たる存在がそこで寝泊りすることもない。
日本の寺のように山の上にあって住み込みで修行するのではなく、
町中にあってムスリムたちが自分たちでお金を出し合ってつくる。
新しい町をつくるときはモスクをその中心にまずは配置する。
この人の話がわかりやすいのに面白く、堂々とした語り口が説得力あった。
次の移動の時間があったので途中で礼拝所を退出したのは、もったいなかった。


豪徳寺は編工研で学匠との談話、その後いつもの「ピコンバー」へ。
世田谷線に乗って帰ってきた。