国民の祝日。12月は学校関係で忙しかった。
33破は仕事が忙しくなった師範代の代わりに指南を行うことになり、この土日に一区切りついた。
22花はこの土日、最後の指南演習キャンプで昨日は午前3時まで師範レポートを書いていた。
12月に入ってようやく、学校のタスクのない休みらしい休みとなった。
立川の IKEA に行った日も朝や夜は指南を用意していた。
オフのこの日、荻窪で髪を切って銀座で年末年始の帰省のための買い物をして
夜は妻と神保町でクリスマスディナー。
朝起きて着替えていたら妻が
「せっかくだからバスを乗り継いで行ったら? この前の逆方向に」と言うのでそうしてみる。
環八に出て家の近くのバス停で10分ほど待つとバスが来る。
10:18 千歳船橋行き。後ろの席に座る。空は突き抜けるような快晴。バス日和。
先頭の一人席には小さな女の子が座っていて、その側に父親が立っていた。
クリスマスが近いということで、Laura Nyro『Christmas and the Beads of Sweat』を聞く。
邦題は『魂の叫び』なんてタイトルだ、とも思うが聞くとまさにその通りの内容。
初期 Laura Nyro の中では最も打ちひしがれた叫びとなっている。
千歳船橋に着いてバス停を探すと、ちょうどよく待っていた。
環八と428号がぶつかるところで環八を離れて斜めに、北西に突っ切るように住宅街に入っていく。
荻窪まで行こうとすると環八沿いをずっと行けばいいはずなのに
そういうルートを取らない。何かの事情があるのか。面白いものである。
先ほどもそうだったけど、バスは立つ人もなくガラガラでもなく
ちょうどよくどこかのんびりとした雰囲気を醸し出しながら受託がいの細い道を進む。
学校があったのか、広い敷地が緑に囲まれているところで大勢乗ってきた。
千歳烏山に着く。
駅前の細い昔ながらの商店街がチェーン店が半分と昔からの個人商店が半分と。
ごちゃっとしているけど活気がある。住んでみてもいいな、住み心地よさそうだなと思う。
のんびり歩いて通りに出て、バス停を探すと向かってくる方角からバスが。
しかしバス停そのものは見つからず。
通りを渡って走って先のバス停を目指す。どうにか間に合ってバスに乗る。
バスは甲州街道に入っていく。
Muddy Waters と The Rolling Stones が共演したアルバムを聞く。1981年のライブ。
名盤。これに並ぶのは Jimmy Page と The Black Crowes か。
環八に戻る。高井戸でごそっと下りて、また乗ってくる。
「麗しの湯」の前を過ぎる。
柳窪方面に入っていくためにまた環八を離れる。荻窪の手前でまた合流する。
荻窪駅南口には 11:40 到着。やはり1時間半か。
床屋で髪を切る。ラジオの番組は『アナと雪の女王』特集で
アナ役の吹き替えを担当した神田沙也加がゲスト、最初から例の「レリゴー」が流れる。
今年初めて、ちゃんとこの歌を聞いた。
僕が青森だということを知ってて今年は大雪で雪かきが大変だという話をされるが、
母の実家はこの夏引っ越しをした。その事実をアップデートするのも面倒だなと
そうですね、なれないと腰が痛くなるんですよねなどと話を合わせる。
銀座へ。歩行者天国の日だった。
母に頼まれた線香を買いに鳩居堂に入る。一階の紙物商品の売り場が混雑していた。
三越の地下はクリスマスケーキの行列でもっと混んでいた。
「たねや」でぜんざいを買って送り、いつもの両口屋でお菓子の詰め合わせを買う。
地下を歩いたり地上に出ると中国人の学生たちが
オリエンテーションのシートらしきものを手に集まってにぎやかに写真を撮ったりしていた。
あれはいったい何だったのだろう。ちらっとシートを見ると全部漢字。
普段なら通行客に気付かれていないような胸像の周りに群がっていたりする。
妻と落ち合って熊本館へ。
甥っ子にくまモングッズと、元旦のお屠蘇用に赤酒を買う。
ソニービルの前を通りがかると1階の入り口はなんかのイベントで
ピーターラビットの着ぐるみと写真を撮ることができた。
「4℃」で指輪を買う。
東京駅の地下へ。ミッフィーなどのキャラクターグッズの店をいくつか覗いて、タワレコへ。
遂にくまモンが「No Music, No Life」のコラボに登場していた。
改札近くの New Days にて SUICA ペンギンバージョンの「ウォーリーを探せ」みたいな絵本を買う。
新丸ビルに入って1階に上がるとその上の階に上がるにはものすごい行列になっていて、
外にまで続いていた。あれはなんだったのか。
丸ビルの方は「アナ雪」のオーナメントが2時間待ちだったみたいだけど。
神保町に歩いていって、三省堂で甥っ子にもう二冊、こぐま社の絵本を買う。
ドイツ料理の店に入ってクリスマスディナーを。
「スカンピ(手長海老)のグリルと海老のすり身入りマウルタッシュ」
「黒毛和牛のアントレコート 香り豊かなトリュフソースで」など。
ドイツ料理はよくわからない、というか海老があるというのが意外だった。
ドイツビールの樽生はさすがにおいしかった。
三田線に乗って帰ってくる。
東京で過ごす休日は今年はこれが最後か。