Love & Peace '2014

昨今は「K-POPって特に興味はないですね」と発言すると
韓国蔑視と思われてしまうのだろうか。


渋谷のタワレコに行くと、自分が興味ないからだけど、
なんでこんなに K-POP のコーナーが大きいのだろう? と不思議に思う。
それほど売れているってことか。
でもこれは韓国がどうこうってことではなく、
アイドル全般に対して興味が無いってことだな。
なので One Direction (イギリス)なんかも全くピンとこない。


あれこれ思い出してみると
例えばソウルで耳にしたサムルノリ(韓国のパーカッション・アンサンブル)は
素晴らしいと日本に帰ってきてからCDを何枚か買っていた。
そんな自分にホッとした。


ネットでは韓国や中国を蔑視するページが今もアクセス数を集めているようだ。
これはどうなんだろうなあと思う。
夏の頃、御茶ノ水駅の前を歩いていたら
スーツ姿の若い女性がマイクとスピーカーで
いかに韓国人が不愉快か、日本から出て行ってほしいと金切り声で主張していた。
その内容よりも大きなマスクをして口元を隠していたことにゾッとした。
風邪を引いていたからではないだろう。


ああ、これがヘイトスピーチというものか。
ネガティブな力が強すぎて、賛成とか反対とか言う以前に近寄りたくなかった。
関わりたくなかった。
人として、こういうのが最も恐ろしいものなのだと思う。


一方で新宿駅の地下を歩いていると日本と韓国、日本と中国の友好を求めて
プラカードを手にポツンと立っている若者を見かける。
寄る辺ない、無謀な戦いに感じられてならないのはなぜなんだろう?
動と静の違いか。いや、それだけではない。
人間、受け入れるよりも排除するほうが簡単だ。
前者は理解が必要とされ、後者には不要だからだ。


なんかそういうことを考えてしまうのは
今日がクリスマス・イヴだから。
銀座を歩いているとキリスト教系の車が道端に停まって
「神の言葉を信じるものは…」とかそういうメッセージを繰り返していた。
というか垂れ流していた。
誰の耳にも届くことはない。
幸せな人たちは意識から排除するだろう。


メリークリスマス。
ピース、ラブ、スマイル。オーケー?