青森帰省 その3

8時前に起きる。
この日も晴れ、というか薄曇り。
NHK では「花子とアン」の総集編をやっている。
朝はいつもと同じ。痛めた野菜と目玉焼き。
家中に掃除機をかける。


母に頼まれて街に出る。
協働社に冬用のブーツの修理を預けていたので取りに行ってほしい、
その帰りに市役所の裏の惣菜屋「ぴじょん」で今日明日食べたいものを買ってきなさいと。
晴れてるからまあいいかと思う。
昼は「味の札幌 大西」で味噌カレー牛乳ラーメンを食べることにする。


これで3日雪が降らなくて気温は0℃を超えている。
道路の雪がビチャビチャと茶色く溶け出している。
その合間をぬって歩く。
市役所の裏までは5分ぐらいか。
中学高校の頃アトピーで通っていた小児科の前を通り過ぎる。
まだやっていたのか! 驚く。
あの頃でも60過ぎぐらいだったので今だと80近いのではないか。
頭が下がる。駐車場のない建物の前に車が何台も停まっている。
今はきっとインフルエンザでてんてこ舞いなんだろうな。
元気に長生きしてほしい。


その向かいに「キッチン ぴじょん」があった。
中に入って驚く。母曰く評判の店で市役所の人たちも買いに来ると。
おばちゃんたち2・3人でやってるのかと思いきや、
コックの格好をした老いも若きも男性たちが10人以上
厨房の中でせっせと忙しく立ち働いている。
揚げ物専門の人、看板メニューのオムライス担当の人、ボウルで和え物してる人。
フライパンを触らせてもらうのに何年もかかるんだろうな。
ナポリタンが680円だったか。青森にしては高いけど見るからにおいしそう。
ピラフの上にハンバーグが乗ったものや、ハンバーグと海老フライの盛り合わせ、
単品でポテトサラダ、煮物、カレーパンなど。
和洋揃ってどれもおいしそう。
大通りから外れた裏で年末だというのに、ほどよく混んでいた。
来年からおせちのオードブルはここでいいのではないか。
帰りにまた寄っていくことにしていったん外へ。


柳町の交差点を渡って新町に入る。
シャッター街はさらに絶望的な雰囲気に。
学生時代、帰省するたびによく服を買っていた「CONVOY」がまだ店を開いていた。
懐かしくなって入ってみる。ニットでいくつか、いいなと思うのがあったけど、
どうしても、というほどではなかったのでやめておく。
本当は地元の店でお金を使いたかったのだが…
夜店通りは数年前から古着屋が壊滅状態。歩いていても寂しい。若者たちの姿がない。
小さい頃からお世話になった年齢のこともあって床屋も店を閉めた。
「味の札幌 大西」がいつもと変わらない味でホッとする。


食べ終えて成田本店へ。
Rockin'on の最新号が出ていたら買うつもりが、まだ出ていない。
青森県の温泉のガイドブックが地元の出版社から出ていたので買う。
さくらの百貨店の地下で頼まれたトマトや供え物のみかんを。
3が日炭水化物を控えるためにそばも一緒に。
協働社で靴を受け取る。
新町の古くから続く靴屋、というか
昔は2階が洋服で3階がレストランの小さなデパートだった。
不況の煽りで今は一階だけか。


帰りに「ぴじょん」に寄っていく。
スペシャルオムライスは売り切れで、普通のオムライスの弁当にする。
明日の昼用に海老フライとホタテフライの盛り合わせ。
午後はずっと『インタビューズ』の続きを読んで
マーク・トウェイン、トーマス・エディソン、ビスマルクエミール・ゾラなど)
夜、オムライスを。え? と驚くぐらいうまい。
母も食べるかと買ったホタテと玉子の炒めもなかなか。


夜は引き続き、『インタビューズ』を。