仕事が忙しい '2015

超短期大型案件をなんとかしなきゃいけなくなって
数年ぶりに今月は遅くまで残業。
周りは終電、土日出社だったのが今週から僕も巻き込まれて
火曜は大井町線が終電ひとつ前、昨日水曜もオフィスを出たのが23時過ぎ。
次の土曜もまず間違いなく出社となりそう。
見立てでは来週の前半で一区切りつきそうだけど
予断の許さない状況は3月の前半まで続く。


火曜の夜はオフィスでカップヌードルにお湯を入れて食べたと言ったら
妻が朝早く起きてお弁当を作ってくれた。
焼いた鮭と玉子焼きとあるもので手早く。僕がすぐ出てしまうから。
結婚して一緒に住み始めて何度か
昼の食費を浮かせるために弁当を作ろうかと提案されていたけど、
これまでなんとなく断ってきた。
昼を食べることが一日の中でも一番の楽しみでもあるし。
後輩たちとのコミュニケーションの場でもあるし。
ああ、夜食べるんだったらいいか、と今回は思った。


今日もまた弁当。そぼろご飯。
仕上げなければいけない提出物があって、
リビングのソファーで徹夜と寝落ちを繰り返していた妻が
僕が寝室から下りていくと起き上がってキッチンで作り始めた。


こういう忙しいのもこれが最後かな。どうなんだろ。
40を過ぎて現場で、というのもなかなかないことだ。
PM(プロジェクトマネージャー)でもなく
PL(プロジェクトリーダー)でもなく、
手を動かす開発作業はテスト以外一切行わず、IT技術に詳しいわけでもない。
説明するのが難しいので周りの人には「上流のコンサル」と言ってるが
それに値するような一般的な資格や能力や知識はない。
今属しているプロジェクトの「ご意見番」というのが一番しっくり来るか。
誰よりも長くいるから知っていることがある。それだけで仕事になる。
成長は一切なくなるが。
しかしそれも40過ぎてからの現場SE(システムエンジニア)の処世術か。


今週は佳境に入ったというのに後輩のPMが前から予定していた一週間の休みで
そんなときに限って突然予期せぬインフラ障害が発生でてんやわんや。
そちらはもうひとりの後輩に任せて僕はIT(結合テスト)のリーダーを1年半ぶりに。
大型案件だけあって全く順調に進まず、
画面もバッチもシステムの稼動環境を変えて単体テストを繰り返しているのに過ぎない。
一日半実施して、ようやく当初予定の半日分。
状況を取りまとめてここ2週間の予定の見通しと調整事項を説明する簡単な資料をつくって
顧客のリーダー層に伝える。
なんだか久しぶりにそういうPL的なことも昨日はしていたり。


この状況が一ヶ月続いたり、徹夜となるともう全然ついていけなくなるけど
この数日だったら特に苦もなく遅くまで仕事していられる。
次から次に片付けることがあって悩む暇もないから
むしろある意味気が楽だったりする。
この僕も15年間IT業界にいたんだな、ということをしみじみ思う。