何気ない曲がふと、虚をつくことがある。
Family of the Year - Hero
https://www.youtube.com/watch?v=mYFaghHyMKc
先日未聴の山の中から見つけてなんとはなしに聞いた
『6才のボクが、大人になるまで。』のサントラに入っていた。
こんな曲あったっけ?
というか全く知らないバンド。
でも、この曲の雰囲気がまさにあの映画を体現しているように思う。
去年観た映画の中ではこれがダントツでよかったな。
アカデミー賞でパトリシア・アークエットが助演女優賞を獲得してよかった。
このサントラはそもそも
Cat Power / Flaming Lips / Yo La Tengo / Coldplay / Arcade Fire /
Gnarls Barkley / Vampire Weekend / Wilco などと
その筋の人にとってはとても充実したものであって。
そこに Paul McCartney & Wings「Band on the Run」
Gotye (feat. Kimbra)「Somebody That I Used to Know」などと
新旧のヒット曲が挟まるという。
ひとつの家族の12年間の軌跡を描くのだから
こういう時代を感じさせる曲で「らしさ」を伝えるのはいいですね。
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映画の公開はけっこう前になるけど、やはりようやく最近聞いたものとして
日本だと『モテキ』のサントラがよかった。後半の
岡村靖幸「カルアミルク」
Judy and Mary「Lover Soul」
東京 No.1 Soul Set「ヤード」
N'夙川BOYS「物語はちと?不安定」
小沢健二 feat スチャダラパー「今夜はブギー・バック」
という流れはもはや反則技。
橘いずみ「失格」が僕にとっては再発見で、CDラックで眠っていたのを掘り起こした。
悔しいけどももいろクローバー「走れ!」は悔しいけど名曲。
Perfume「Baby Cruising Love」と対になっていい。
『モテキ』はサントラ以外にもあれこれ派生するコンピを出してて
N'夙川BOYS が Barbee Boys「目を閉じておいでよ」を、
フラワーカンパニーズが橘いずみ「失格」を、
フジファブリックが小沢健二「ぼくらが旅に出る理由」などとカバーを集めた
『モテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤』もなかなか面白かった。
映画そのものはたいしたことないけど、企画がよかったってことなんだな。