箱根へ その2

5/3(日)のこと。
箱根での顔合わせと結婚式のため箱根へ。
芦ノ湖畔のホテルに一泊する。


7時起き。
熊本の義父母、祖母、弟を迎えに羽田空港へ。
二子玉川からバスに乗る。
5連休2日目。昨日もそうだったけどかなり混んでいた。
いつもの京急バスではなく東急バス。
246沿いの首都高に乗るのではなく、環八をひたすら回って下から行った。
一定の間隔で水色の歩道橋が続き、高級車のディーラーが並ぶ。
上野毛までは混んでいたけど、そこから先はスムーズだった。
雪が谷大塚、京急蒲田と進んでいつのまにか空港に着いている。


合流してすぐ、リムジンバスに乗って新宿へ。ほぼ満席。
ディズニーランド行きはさらに混んでいた。
10分おきに出ていてどれも列がいっぱいになっている。
バスのチケット売り場では「150分待ち」と書かれていた。
園内での標準待ち時間なのだろうか。


リムジンバスはトンネルに入るとずっと地下のまま。
いつ地上に出るのだろうと思っていたら初台南に出て、すぐ先が新宿だった。
20分少々で着いてしまった。


10:45頃。箱根湯本までのロマンスカーは12:40と時間がある。
新宿駅西口地下のコインロッカーに荷物を預け、小田急百貨店に入ることにした。
お義父さんの希望で10階の画廊へ。
鈴木英人というイラストレーターの作品が売られていた。
アメリカン・カジュアル100%とでもいうか。
ヨットハーバーとかポルシェとか。
シルクスクリーンは30万ぐらいだったけど、その原画となると桁がひとつ増えた。


同じ階の「Story Story」というカフェで一休みする。
セレクトショップ系の本屋が併設されている。
『キャット・アート』という本が妻の目に留まり、買う。
古今東西の名画を猫を主人公にして描き直すというもの。例えば
「民猫を率いる自由の猫神」ウジェーヌ・ドラネコワ
「ニャリスチーナの世界」アンドリュー・ニャイエス
「ニャリリン」アンディー・ニャーホール
パロディと言ってしまえばそれだけなんだけど
誰でもわかるように特徴をうまくつかんでいて絵画史の勉強にもなる。
(カフェで知人を見かけるが、こちらに気が付かず。
 女性と一緒だったので声もかけないほうがいいかと思う)


12時、青森の母たちを高島屋に迎えに行き、新宿駅西口の地下へ。
両家顔を合わせる。簡単に紹介してさっそくロマンスカーに乗る。
車内で飲む用に「Premium Malts」「おーいお茶」「evian」(KENZO仕様)を買う。
発車してすぐ、予約しておいた弁当が車内販売から届く。
日本橋の料亭「大増」によるもの。
天ぷらに煮物に至ってオーソドックスな松花堂弁当だけどあっさりした上品な味付けで。
母もおいしいと食べてくれた。
しかし、僕には足りないので
たいめいけん」のカツサンド、メンチカツサンドを買ってきて分け合って食べた。


母と隣り合わせに座る。
昨日千歳船橋から乗った小田急線を逆に辿っているのだということを教える。
町田、本厚木と通り過ぎていく。母はじっと窓の外を見ている。
「今日は晴れている」とか「川を渡った」とかそういうことを時々話す。
母はいつもそうしているように
あそこに咲いている花はなんとかだ、きれいに咲いていると指さす。


箱根湯本からは3台に分かれてタクシーに乗る。
親切で誠実そうな運転手の方だった。観光地ずれしていない。
箱根のことについてあれこれ話していたけど、僕は疲れのため眠ってしまっていた。
混まないように裏道を通った。箱根駅伝とは別のルート。