羽田へ その2

リムジンバスに乗って帰る。
5連休の最終日、バスは混んでいた。
二子玉川に着いても「縁日」が最終日。これまでにない人出だった。
話題の「蔦屋家電」も入ってみたかったが、入場制限がかかっている。
オープンしたばかりの「109 CINEMAS」で映画を見ようかとなるが、
疲れているのでまずは家に帰って休もうということになる。
どうしても観たかった『ワイルド・スピード』シリーズの最新作『スカイミッション』
夜の回のチケットを買って戻ってくる。


家の片づけをしていると妻の友人が送ってくれた結婚祝いのフライパンが届く。
栗原はるみに寄るもので、包み紙に
白身魚の春巻き」「ベリーベリー酒」「酢じょうゆ卵」などのレシピが載っていた。


夕方になって母から青森に無事届いたと電話がかかってきた。
義弟からもメールが。


18時半、「109 CINEMAS」へ。
蔦屋家電が入場制限ではなかったので1階の方に少し入ってみた。
「家電」という割には本棚の合間のスペースに少々という感じか。
もちろん、ダイソンの扇風機とか iWatch とかお洒落なものしか置いていない。
本が8割、家電が2割。
ここで家電を買うとしたらよほどハイソな層か。


「109 CINEMAS」は夜になってさらに混んでいた。
生ビールとポップコーンを買ってシアターへ。
ワイルド・スピード スカイミッション』は
見せ場に次ぐ見せ場の連続でさすがよくわかってる。


しかし、すごすぎて、金掛けすぎて怪獣映画のようでもあった。
冷静になって見たら荒唐無稽な展開だらけだし。
それをそう言わせないのはシリーズならではの魅力か。
ストーリーのパーツもその組み立て方も
『ミッション・インポッシブル』や『ダイ・ハード』と何も変わらない。交換可能。
そこにシリーズならではの馴染みのキャラクターと
テーマ(ここではカーアクション)が加わればいい。


それにしても1作目はチンピラたちが殴り合ってるだけのカーチェイスの映画だったのが
ここまで進化するものなのか… びっくり。


撮影途中でポール・ウォーカーが亡くなったのはほんと残念。
これでシリーズが途絶えてしまうか。
いかにも続編がありそうな終わり方だったけど。
あのラストシーン、幕の引き方としてはこれでよかったのだろう。


22時前、再度蔦屋家電へ。今度は2階。
あの本の配置は魔法がかかってるなと思う。代官山以上。
並んでる本そのものは代官山と特に変わらないはずなんだけど。
なんというかもう、想像を超えていた。
売る気が全くなさそうな、夢のショーケース。
というかあそこまで来るとお伽の国。
夜になると博物館の展示物が動き出すという映画があったけどああいう感じ。
いや、バベルの図書館か。
まともに見始めたらお金がいくらあっても足りないので、
ぼーっと熱に浮かされながら歩くのがいいと思う。


Birds Mallの「Hackberry」というワインバーに入って一杯飲んで帰ってくる。
蒸し野菜とトリッパの煮込みをオーダーする。
どちらもおいしかった。


今晩も妻の腰や足の裏を揉む。
気持ちよすぎてソファーベッドでそのまま寝るという。
午前0時過ぎに眠る。