麻雀 '2015

昨晩は会社の人たちと仕事の後、麻雀を打った。
何年振りだろう? 大学の一・二年の寮では毎晩欠かさず打っていたのに
気が付いたらもう10年以上牌を触っていない。


本当は「つかさ」に入りたかったんだけど、昨年いつのまにか店を畳んでいた。
自家製カレーが500円、大盛りが600円で昼何度も食べに行った。
ジャガイモとニンジンの入った何の変哲もない家庭のカレー。
だけどうまい。毎日でも食べることができる。
神保町を代表するカレーのひとつだった。
最近の凝った研究し過ぎの店が増えている中、
原点を大事にしているのは好感が持てた。


「ボーイズカレー」を過ぎて神保町の交差点の近くの雀荘に入った。
金曜の夜。広い店内はほとんど埋まっていた。
40代から60代か。女性の姿をチラホラ見かける。
でも若い人たちは皆無。
ほんと今麻雀は流行らないんだろうな。
禁煙席は特になく、皆普通に煙草を吸っている。
僕が麻雀を打っていた90年代前半と何も変わっていない。
ポケベルがスマホになっただけか。
全自動麻雀卓、ゆったりした椅子、飲み物や灰皿を置くサイドテーブルといった
空間構成はよほどのことがない限り変えようがない。
コーラやウーロン茶といった飲み物は無料、アルコールは有料、
食べ物は近くの中華料理屋に出前。
そういったサービス面も百年ひと昔。
新しい役が増えることはなく、あるとしてもいかさまの手口ぐらい?
全自動卓の使い勝手しか今のところ技術革新がありえない。


さっそく打ち始める。8人で2卓。
役は覚えているけど、さすがに符計算は忘れてしまっている。
事前にネットで調べて見てたら「あれ? こんなだったけ?」と。
だいたいは思い出せたけど壁に点数計算表がなく、結局できる人に全部やってもらった。
昔は僕も一目見て一瞬で「5,200」「6,400」とすぐ出てきたものだが…


今回のメンツ、全くの素人もいたけど日常的に打ってる人も何人か。
以前なら役作りを楽しむって感じだったけど、今回はそんな余裕もなく。
安くてもいいから哭いてさっさと上がるようにする。
こいつうまいな、俺より格上だなという人が親だったらある程度行ってベタ下り。
それでも何度か勝負に出て、いくつか勝った。
大きく振り込んだのは一回のみ。
3半荘で2位、1位、4位。最後の4位も全体的に僅差で2万点弱。
トータル浮いたけど、4時間の場所代と相殺したら消えた。
なかなか難しい。でも楽しかった。


後輩たちはそのまま朝まで打ち続けたようだ。
僕を含めて何人かは帰ることにして、23時で一卓精算した。
時間を気にせず飽きるまで打ち続けることができたら、と思う。
若い頃には簡単なことだったのに今ではとてつもない贅沢なこと。
熱海の温泉旅館で一晩中打ってたい、というのが目下夢のひとつ。