熊本帰省 その3(8/8)

16時半に店を出る。
楽天地」に行こうかと思っていたが、おいしい店を聞いたら
地下鉄の呉服町駅近くの「もつ幸」がいいという。
ガイドブックにも載っていたな。
予約ですぐいっぱいになるけど、
開店当初に一人だとカウンターに入れるのではないかと。


地下鉄に乗って行ってみる。乗り換えなし。
駅と駅の間が短い。17時少し前に着く。
最初の客となってカウンターへ。
もつ鍋は一人前1,000円。
聞くと多くの方が追加を頼むというので最初から2人前にする。
豆腐を追加する。
焼餃子400円も頼んでみる。
突き出しは砂肝とニラを甘辛く煮たもの。
これは余り物ではなく、手間暇かけて作ってるなとわかる。おいしい。


もつ鍋が出てくる。
野菜の上に餃子の皮が乗っかって蓋をしているのがこの店ならでは。
もつ鍋はいわゆるモツだけではなく、
ハツやセンマイなどホルモンが何種類かぶつ切りになって入っていた。
スープはあっさり、鶏ガラの塩味だろうか。
これを酢醤油につけて食べる。
楽天地」もおいしかったけど、ここも甲乙つけがたい。
無我夢中になって食べてふたり分をペロリ。
小ぶりの餃子もギュッと詰まっておいしい。焼き具合も絶妙。
最後はチャンポン麺を入れて食べる。
店の人がカウンターの中から作ってくれるんだけど、
余ってたスープを減らして、ゴマをたっぷりかけて炒める。
焼きうどんのような状態になる。これがとてもクリーミーで。
取り皿の中の鶏ガラスープと渾然になった酢醤油に合う。


カウンターの中にはこれぞといった感じの女将がいて、
店のテレビが全国の熱中症のニュースや犯罪のニュースとなるたびに心を炒めていた。
店を出るときこの女将に「とてもおいしかったです」と伝えた。


帰りは地下鉄に乗らず、歩いていく。
少し行くとアーケードの昔ながらの商店街があった。
提灯、扇子、仏具と専門店が多い。
若者向けの店がないのに、シャッター街とならず賑わっている。
福岡もまた商人の街なのだなと思う。


中洲へ。裏通りに入るとキャバクラやホストクラブ。
その中に一杯飲み屋や花屋。
川に出ると川縁の通りに早いところでは屋台を出している。
18時、夏のこの時期は夕暮れ時でまだ日が傾きだしたばかり。
ラーメン屋、おでん・焼き鳥の店。いくつかの屋台は早くも満席。
話のタネに入ってみたかったけど、パッと見よさげな店はなし。
ガラの悪そうな若者がやってたり、景気の悪そうなオヤジがやってたり。
今度来た時に地元の人に案内してもらうことにした。


天神の地下街に戻ってきて少し歩いてパルコへ。
タワレコがあると知って覗いてみた。
18時半前。
他、特に見たいものもなく早々とバスに乗って熊本に戻ることにする。
西鉄天神高速バスターミナルに行ってみるとかなりの行列になっている。
19時前のに乗ることができた。
熊本城前の大通りは「火の国祭り」で大混雑していて
終点の熊本駅には時間通りにつけないという。
貼り紙してあった。
僕の下りる県庁前はその手前にあって、時間通りに下りることができた。


お義父さんに迎えに来てもらって、
親族の皆さんの集まった飲み会の最後の方に顔を出す。
21時を過ぎて歩いて帰る。


「SONGS」を見たら浜崎あゆみだった。
「M」「SEASONS」「evolution」など。
やっぱあの頃が大事なんですね。
聞きなおしてみたくなった。
日付が変わって妻が帰ってくる。
午前1時に眠る。