熊本帰省 その9(8/11)

今回の夏休み最終日。熊本最終日。
8時半まで寝て、朝食。果物を中心に。
甲子園を見る。第一試合が鶴岡東と鳥取城北
点の取り合いになって、山形の鶴岡東が勝つ。
次の関東第一と高岡商
話題のオコエが先頭打者でいきなり2塁打。
それがすんなりホームベースに帰ってきて専制
僕が見ているうちに3回で5点取ったかな。
これはもう関東第一の勝ちかと思いきや、
あとで結果を見たら12-10で点の取り合いだった。
4試合目、青森の三沢商業はあっさりと負けていた…


11時半、家を出る。
荷物を郵便局にもっていく。
お盆休みを前にして他に客はなく、暇そうだった。
妻の親友であり、僕も最近なにかとお世話になっているノンの家にお土産を。
その後僕がお気に入りで連れていってもらった「かつ美食堂」で昼を食べて
祖母の家を回る。


空港へ。フライトは16:40。
時間があったので西原村へ。
空港近くの村なんだけど牧場や農場がうまく運営されている。
妻の訪れたかった雑貨屋はたまたま月に一度の休みの第二火曜だった。
もう一か所訪れたかった場所ということで「竹とんぼ」という絵本の店へ。
周りを山と田んぼに囲まれた一軒家。
ここに良質な、選ばれた児童書が集まっている。
妻は熊のプーさん関係の絵本を買った。


僕はたまたま手に取った絵本が面白そうで買ってみた。
『新幹線のたび 〜はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断〜』(コマヤスカン)
新青森駅から九州新幹線の鹿児島まで。
全国の新幹線がどういうところを走っているか。地形を示す。
というかほとんどが山の中。
日本という国がいかに山が多いか、読んでみてほんと勉強になった。
3Dの日本地図って探してみるとなかなかないんですよね。
他に欲しかった、買おうかどうか迷った本として
ナット・ヘントフ『ジャズ・カントリー』(文学のおくりもの)
ジョイス・キャロル・オーツ『二つ、三ついいわすれたこと』
山本作兵衛 『炭鉱に生きる』
必ずしも子供向けではない。大人向けにも、ハッとする選書となっている。


しかし、それにしても。どうしてここに?
この本が売れないという時代にどうやって食っているのかな、と他人事ながら思う。
それとなく反戦の本が混ざっていたので共産党系の人たちだろうかと思ってしまった…


駐車場を出て空港へ。
途中、坂道で川が流れ、棚田の緑が青々としているところで車を停めてもらう。
これぞ日本の夏か。


荷物を預けて身軽になったところで2階に上がる。
土産物売り場で熊本の焼酎や日本酒を見て、3階のレストランフロア。
以前話題になったように「いきなり! ステーキ」ができている。
なぜここに…
2階に戻って皆でアイスを食べる。
バニラとデコポン味のミックスにする。
以前買っておいしかった、「大阿蘇牛乳キャラメル」をまとめて買っていく。
前回ゴールデンウィークに来たときには置いてなくて残念だった。
まあそれもたまたまか。


高森町の「造り物」が飾られていた。ふくろうと蛙。
皿、しゃもじ、おわんの蓋など家庭内の日用品で造る。
解体後はまた元通り使えるようにする。
午前0時までに一晩で造り終える。
といったルールがある。
風鎮祭という地元のお祭りにて展示されるという。


16時を過ぎて保安検査場を通過する。
義父さん、義母さんに手を振ってお別れ。
ラウンジのテレビで高校野球をやってるかなと思いきや、
地元のテレビ局の番組だった。
三沢商業の試合を見ることができない。


飛行機に乗る。客席はガラガラ。夏休みはまだ本番じゃないか。
阿蘇五岳の上空を通り過ぎると
白い煙が上がって噴火が続いているのが見えた。
柳家小三治『ま・く・ら』を読む。


順調に羽田に着いて荷物を受け取る。
二子玉川行きのバスがちょうど出たばかり。大井町行きにする。
乗っているうちに暗くなった。
品川シーサイドを経由する。
大井町線に乗って上野毛で下りる。
東京は蒸し暑い。
荷物を片付けて枝豆を茹でる。
次に熊本に行くのは年末か、そのときには温泉宿に泊まりたい、と話す。
九州の焼酎をロックで飲んで午前0時過ぎに眠る。
これで夏休みは終了。