退院後十日目

10時起き。
The Wonder Stuff 再結成ツアーのライヴDVDを流しながら新聞を読み、
過去の手紙を整理する。
主に学生時代のもの。社会人になった頃からメールに置き換わった。
1994年に一緒にロシアに行った人たちとのやりとりなど懐かしく思う。
Rockin'on の不採用通知、1998年のウルトラクイズの一次選考の通知、
懸賞で当たったオリエンタルマースカレーの非売品のスプーン、
なんてのも出てきた。


昼は昨日買った広島焼きと博多の一口餃子。
TVKでやってた落語の中継を見る。


昨日から傷口に塗っていたボンドが少しずつ剥がれだす。
かさぶたのようですよと言われていたが、まさにそうなった。
ついついもっと剥きたくなる。


午後、手紙の整理がひと段落して聞き書き原稿へ。
プロローグの章をまとめる。
ジミ・ヘンドリックスアメリカの光と影』を50ページほど読む。
笑点」を見る。大喜利の前にあばれる君が出てくる。
初めて見たけどなかなか面白かった。
Linda Ronshadtのセルフタイトルの3枚目と
Tori Amos『Welcome to Sunny Florida』を聞く。どちらもいい。
Tori Amos はもしかしたら彼女の中で一番聞きやすいアルバムかもしれない。
付属のDVDが残念ながらPAL方式で再生できず。


夜は一昨日の「ポルペッティーニ」の残りでスパゲッティ。
TSUTAYA DISCASから借りた『そして父になる』を見る。
やっぱ是枝監督は人間を描くのがうまいな、と思う。
割り切れないものをセリフや表情ではなく、風景として切り取る。
いや、子役も含めて役者は皆いいんだけど。それゆえに成り立つ。
最後に流れていたグレン・グールドの「ゴールドベルク変奏曲」のアリアがよかった。
こんなだったか。
妻は、映画で描かれていたように、男親は血を選び、母親は育てた子を選ぶという。


夏に気付いたお気に入りのチェックのシャツが見つからない件、また気になりだす。
昔の日記を読み返して、あの頃の金土日どこに寄ったのか調べる。
明日の昼いくつか電話して落し物がないか聞いてみようと思う。
でもクリーニング屋に出したような気もする。
夜になってふとアロハなど半袖シャツをしまっていたカゴを押入れの奥から取り出してみたら
…あった。一瞬で出てきた。前にも一度見たはずなのに??
うーん、クリーニング屋から戻ってきてそのままここに押し込んだか。
見つからない見つからないと大騒ぎして不機嫌になって、妻を困らせて、
dressterior の古着にないか探して似たような色違いを買って我慢しようとしてみて。
いろいろあったけど最後には出てきてよかった。


今夜もまた『ONE PIECE』を少し読んで寝る。