富山と岐阜

今日の午後ライズの広場に行ってみると
「富山・岐阜 観光物産フェア2015」というイベントが開催されていた。
小さなステージの上でゆるキャラが地元の紹介をしていた。
テントが出ていて富山ブラックのラーメン屋や岩魚の塩焼きが売られている。
そのうちのひとつが白海老の天ぷらで、オッと思って並んで買った。
500円でパックに溢れるばかりに詰めてくれる。
僕の時にちょうど揚げたてのが後ろのバンから届いた。
ベンチに座ってさっそく食べた。
いやー富山の白海老は刺身でも天ぷらでもおいしいですね。


抽選券をくれたのであとでガラガラを回したら残念賞。
クリアファイルとか箸とかあったなかで飛騨の和紙を使った油取り紙をもらった。
1等は富山までの新幹線往復のチケットだった。
ステージでは他の時間、クイズ大会や伝統芸能の披露が行われていたようだ。


それにしても「そんなのあるのか!?」と驚いたのが
富山と岐阜をセットで扱うってありだったんだ、ということ。
(言われてみて初めて、隣り合っていることを認識する)


福井と石川と富山で北陸地方、愛知と岐阜と静岡で東海地方と分かれていると
その地方のくくりを飛び越えることはないという先入観があった。
(両方ひっくるめて中部地方ではあるけど)
福島と栃木が、兵庫と鳥取が、山梨と埼玉が共同で
こういうフェアを開催するイメージは、…ない。


それ以上に飛騨高山の高い山に遮られて、それぞれ別世界であって
道はあってもそれほど行き来がないんじゃないかと思っていた。
青森も八甲田山を挟んで青森・弘前側と八戸側とで別の土地になる。
そもそも昔は違う藩だった。
厳しい山道を歩いて超えた先はあくまで、「向こう側」
腹の底からの仲間意識はなかなか持ちにくいのでは。


今日の「ブラタモリ」でも軽井沢に至る碓氷峠がテーマで。
峠が長野と群馬の県境。やはり藩の境でもあった。
そしたらやはり違う国の人だよなあ。
それが今、かつてはトンネルを掘り、
専用の車両がしんがりで列車を押し上げていたのが新幹線で結ばれている。
富山と岐阜の間でもそうなのだろう。距離が縮まっている。


青森は秋田や岩手と仲良くやってるのかな。
どうなんだろう?

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付記。高島屋では奈良県フェア。
せんとくんと写真を撮り、柿が2個と観光パンフレットの入った紙袋をもらった。