北限

熊本から送られてきた柿を最近食べている。
母が「青森の柿は渋柿だから」と言ってたのを聞いて、
義父母が送ってくれたものだ。


そう言われてみると確かに青森で
「うちの木になった柿」というのを食べた覚えがない。


調べてみると柿の北限は青森。
南部の方で作っているらしい。
(だから津軽の僕は見かけないのかもしれない)


そういや、青森は北限ばかりだ。
北限のニホンザルが有名だろうか。
カモシカもそうだ。
天然の杉や椿もそうらしい。
他にもあれこれとあるのだろう。
そうだよなあ。
北海道に渡ると植生は本州と似ているようでどこか違う。


サンゴの北限は今伊豆の辺りだが、
21世紀末には地球温暖化
青森にまで北上すると予想されていると何年か前にニュースで見た。
それは怖い。
ホタテを初めとして青森固有の水産資源の多くが失われるのではないか。


ニホンザルが増えすぎて困っているというニュースを毎年のように見る。
農作物が食いつくされる。
天然記念物に指定されているので狩猟の対象にはできない。
そのうち、津軽海峡を渡って北海道に移り住むのが出てきてもおかしくはないな…
北限ではなくなる。
サンゴが広がるようになった頃には、なんでもありか。