女性シンガーソングライター概論その4

年が明けて来週末、1/15(金)となった選曲イベント
「女性シンガーソングライター入門」
当日紹介するミュージシャンについて、続き。


Laura Marling
17歳でデビュー、21歳でブリットアワードのベスト女性ミュージシャン賞を受賞という早熟。
「I Speak Because I Can」は「昨晩夫が家を出て行って、私は一人バイクに乗って海を見に行った」
という内容。なのにこれだけの物語性を込めるとは。20歳のときの作品だというのが空恐ろしい。


Au Revoir Simone
ニューヨーク出身の3人組。ガーリーでキュート。映画で言ったら「ヴァージン・スーサイズ
00年代以後、ロックではなくEDM(エレクトロ)な音を選ぶシンガーソングライターが増えているのは
PCで曲を作るというのが今、最も身近な楽器だからか。


Lana Del Rey
2011年の「Video Games」とそのビデオクリップが話題に。若くして大富豪の未亡人のようなエロティックさ。
自らの音楽スタイルを「ハリウッド・サッドコア」「ギャングスタスタイルのナンシー・シナトラ」と呼ぶ。
来日公演は2度ともドタキャン。僕は2回ともチケットを入手したが…


Yuna
マレーシア出身。大学で法律を学び、マレーシアではブティックも経営するという才媛。
2011年よりアメリカ進出。The NeptunesPharrell Williams がシングルをプロデュース。
ヒップホップ寄りの音となるが、その分普通になったかな。


Rachael Yamagata
今のアメリカで最も優れた曲を書く人の一人。ドスの効いたハスキーな声が魅力。
恋愛ドロドロの歌詞を書く、ある意味由緒正しい女性シンガーソングライター。
日系アメリカ人なんだけどなぜか韓国まではアジアツアーに来ても日本には来てくれない。なぜ?


Holly Williams
アメリカの音楽市場においてカントリーの存在は日本で考えるよりもはるかに大きく、
若者向けのオルタナ・カントリーを含めて、ヒットチャートの半分近くを確か占めるんだったか。
Holly Williams は大御所、Hank Williams の孫というサラブレッド。もっと日本で話題になっていい。


Sia
2000年代よりヒットを飛ばすが、余りのハードスケジュールに心身のバランスを崩す。
復帰後の2014年に「Chandelier」が大ヒットしたけど、人前では一切顔を出さないというのが話題に。
テレビに出演しても観客に背を向けて歌うという徹底振り。2016年2月の新作が楽しみ。