共感と解決

男女間のコミュニケーションにおいて
この10年で最もなるほどなー、と感心させられたのは


「男性は会話に解決を求め、女性は共感を求める」


というもの。例えば
http://lightrend.com/light/post-13374/


元々男性は狩猟民族的気質があって
生死を分けるのは目の前の獲物を倒せるかどうか。
女性は農耕民族的気質であって集団内での孤立こそが死を招く。
とかいう話で。
どこまで本当かわからないけど、なんか説得力がある。


そうだよなー。
AさんがB君に
「Xに困ってて、Yが不安で、Zをなんとかしたい」と言ったとき、
B君はてっきり解決策を求められているのかと思ってしまった。
だから
「今忙しいから週末まで待ってほしい」とか
「優先順位をつけて考えたい」と答えると
「全然わかってない」ということになる。
「優先順位ってなに? そういうことじゃないの」


ただ、わかってほしいのだとAさんは言う。
でもそこで即「わかった」とB君が言うとそれはそれで「違う」となる。
たぶんそのときB君は、口では「わかった」と言いつつも
顔に「なんかよくわからない」と出ているのだと思う。
釈然としていない。
そのときB君は解決することしか考えていない。


共感は難しい。
「理論的に考えた結果その意見に賛同する」と表明することは
なんだか似て非なるものだと思う。
もっと直感的に、「通じ合う」ということ。
素直に同じ気持ちになること。
笑ったり、怒ったり。
そこのところを踏まえずに、解決というステップには向かわない方がいい。


そしてそれは男女間に限った話ではなく、
誰に対してであってもそうなのだと思う。
「めんどくさい、さっさと片付けたい」
なんて心の中でブツブツ言いながらその問題を解決しようとしてはならない。


大人になるって、そういうことかもしれない。