甲府へ その1

甲府の友人がさくらんぼ狩りに来ないかというので日帰りで行ってきた。
行きはバス。前回の反省を踏まえて帰りはJRの特急。
中央自動車道がえらく渋滞するんですよね。


6時起きで渋谷経由で新宿へ。
新しくできたバスターミナル「バスタ新宿」から乗っていく。
朝食を食べずに出てきたので、妻がどこかで買ってからバスに乗りたいと。
初めてのターミナルで勝手がわからず、まごついて乗り遅れたら大変と
まずは着いてから考えようと急いだら
その「バスタ新宿」にキオスクやコンビニの類なし。自販機のみ。
しまった。途中で買っておけばよかった。
妻は空腹でバスに乗ったら酔うと。
しかもこんな時に限って道中のおやつのつもりだった
青森のリンゴキャラメルと阿蘇の牛乳キャラメルをテーブルに忘れて来てしまった。


気を取り直して、この日気温は低いが快晴。
八王子で渋滞に巻き込まれるが、車が止まるほどではなく。
ところどころ富士山が右に左に見える。
この時期はまだ全体的に白く雪で覆われている。
笛吹川を渡って、石和温泉街へ。
甲府駅前にほぼ時刻通りに到着する。


甲府駅に車で迎えに来てもらっていて、そのまま観光農園へと乗って行く。
甲府市街を通り抜ける。バスで来た道を引き返す。
うーん、途中で下りたほうがよかったか。
石和温泉の先で曲がって斜面に入るとぶどう農園が広がっていて、
さらに行くとさくらんぼ農園がいくつか固まっているエリアが。
車を停めて、僕らは予約していた「大沢農園」に入った。
http://www.osawanouen.jp/


ここは全国でも珍しいハウス栽培を積極的に進めていて、
ゴールデンウィークからさくらんぼ狩りが可能。
この日はシーズン2日。
もちろん露地栽培も行っていて、そちらは1カ月後。
ハウスの中へ。思っていたよりも暑くなく、過ごしやすい。
係の人の案内を受ける。
赤い実よりも大きい実の方が甘いんだそうだ。


時間は30分(で、3,100円)
さっそく脚立に乗って枝に成ったさくらんぼをもいでいく。
素人は市販のさくらんぼのように枝をちょこんと残そうとせず、
そのまま実をはずしていくのがいいとのこと。
緑色濃い葉の裏に真っ赤に熟したさくらんぼや
まだ熟す前の黄色いさくらんぼが実っている。
もいで食べて種を近くのバケツへプッと吐き出すのを繰り返す。
確かに大きいほうが甘い。
品種は「高砂」ほんのりと酸味があった。
木の上の方の枝のが大きくて赤かったように思う。つまり、甘い。
より日光に近いからか。


入り口近くの木はほとんど丸裸。
1日で食べつくされてしまったのだろう。
広いハウスの中はピンクのビニールテープで区切られていた。
今のエリアが空っぽになったら、隣へと移動する。


30分はあっというま。さくらんぼだけで腹いっぱいになった。
受付で持ち帰り用のパックを買って母の日なので青森と熊本に送る。
母の日の分は送料が無料だった。太っ腹。
冬はイチゴを作っていて、ジェラートも食べてみた。