腎臓から脾臓へ

金曜の午前中、先日のCTスキャンの結果を聞きに行った。
予約は9時半で、9時過ぎには呼ばれた。
話はすぐ終わって、時間が空いて10時スタートの映画を見ても
午後の出社に間に合うんじゃないかと思っていた。


CTスキャンの結果を先生と見る。
今回指摘されていた左の副腎は特に問題なし。
しかし、脾臓にできた影が気になるという。
昨年の手術の時に撮ったCTスキャンと比べると明らかに大きくなっている。
そういえば昨年の右腎臓の手術は
健康診断に追加されたエコーで脾臓に影があるからと
MRIを撮ってみたことが始まりになっていた。
その脾臓に戻っていくとは。
昨年は問題ないでしょうという診断結果だった。


時間があるなら消化器内科の先生に診てもらいませんかというのでそうしてみる。
下の階にある。受付をしてしばらく待つ。
消化器内科の初診の先生ではなく、消化器外科の先生となった。


脾臓に腫瘍ができていると言われた。
良性か悪性かは不明。
どちらにしても脾臓にできると周りの臓器に転移しやすく、
転移した腫瘍は悪性になることもある。つまり、癌。
転移していないかどうか全体的に検査してみましょう、となった。
PET検査と、胃がんと大腸がんを優先的に調べたほうがいいと
それぞれ胃カメラと大腸の内視鏡検査。
手術をする前提で麻酔科の先生の面談も入れておきますとなって
来週から再来週の間にそれぞれ最短の日程で予約を入れて
9月9日の金曜日には結果がわかる。


良性であっても脾臓は摘出することになりそうだ。
日常生活に支障はきたさないという。
しかし免疫に関係する臓器であるため、老後、肺炎になる可能性が高まる。
開腹手術をする分には構わないけど、たとえそれほど重要ではない臓器とはいえ
摘出するというのは気持ちのいいことではない。
なんとかならないものかと思う。


麻酔科のための事前の検査が始まって
この日はその後心電図、肺活量、レントゲン、血液検査。
病院を出て歩く。
この日は続けてきた台風の合間で晴れ間が戻ってきて暑い。
あーそうか、今年は厄年でお祓いをしなかったもんな。
そんなことを思う。案外そういうことなのかもしれない。
かといって何かのスピリチュアルなものに頼るつもりはなく、
入院して手術という選択を普通に選ぶんだけど。


午後は大事な宇な打ち合わせがあって、夜は音楽イベント。
気が付くと12時を過ぎている。
映画じゃなきゃ神保町にでも行くかと思っていたけどそんな時間もなく。
飯田橋にまっすぐ向かって駅を出てすぐのリンガーハットへ。
野菜たっぷりチャンポンを頼むと
KAGOMEの「野菜生活」がおまけについてきた。
もっと野菜を取っておけばよかったのか、ということを思う。