「裏ドリワンダーランド 仙台」

妻が Dreams Come True の大ファン。
昨年は4年に1度のお祭り「ドリカムワンダーランド」を全国のスタジアム・アリーナで。
今年2月その後夜祭が青森で開催されるというので、お、だったらと一緒に見に行った。
そしてこの秋、その裏版ということで「裏ドリワンダーランド」
表のワンダーランドが人気投票をもとに代表曲のオンパレードだとしたら
裏はそこから漏れた知る人ぞ知る陰の名曲ばかりのコアなファン向けとなる。


7時起き。9:48の新幹線。
東京駅は年末以上の混雑。改札前は身動き取れないぐらい。
崎陽軒で「昔ながらのシウマイ」と炒飯弁当。
改札をくぐって駅弁屋で缶ビールを買おうとしたら「蕎麦屋の天むす」が目に留まる。
どれも甲乙つけがたい。もうずっと帰省の時はこの組み合わせでいいんじゃないか。
栃木に入るか入らないかの頃に食べ終わって、あとは缶ビール。
トランヴェール荒俣宏が登場して新潟の妖怪を特集。
好々爺的佇まいの増した荒俣宏がそもそも妖怪っぽい。
中山康樹の『ローリングストーンズ全曲制覇』を読む。
その名の通りこれまでに発表された全曲を、しかもアルバムごとに。
なので「Brown Sugar」だとオリジナルの『Sticky Fingers』だけではなく
『Love You Live』『Flashpoint』『Shine A Light』などのライヴアルバムも。
昨晩 iTunes に取り込んだ RCサクセションシングル・マン』を聞く。
仙台に到着するまでの間にいつのまにか眠っていた。


3年ぶりの仙台。
さっそく牛タン通りへ。「利休」「喜助」「伊達の牛たん」「善次郎」と4店あって
ここはやっぱ「利休」まあ東京にもありますけど。あの分厚さは魅力ですね。
30分ほど並ぶ。アーケードの方の店だとすぐ入れたかな。
一番分厚い「極み」3枚6切れと牛タンシチュー、追加で普通の牛タン焼き。
普通のでもかなり分厚い。そしてとても柔らかくて、ジューシー。
「ねぎし」をありがたがって食べていた俺ってなんだったのだろうと思ってしまう。
(や、もちろん「ねぎし」も安定のうまさですけど)


食べ終えてお土産物屋へ。
会社には定番「萩の月」を。あと、うまい棒の牛タン味。宅急便で送る。


駅前のドーミーインにチェックイン。
アーリーチェックイン可のプランで13時から可能。
荷物を置いて、お互いに足をマッサージ。
残念なことに大浴場は15時から。


駅の反対側からシャトルバスが出ていて、歩いていく。
雨がポツポツと降りだす。
すぐ乗ることができて、利府市のスタジアムまで1時間ほど。
途中楽天イーグルスの球場があったかな。
ウトウトして寝ているうちに着いた。


妻がグッズ売り場でサイリウムを買う。
雨が本振りになった中、並んだ。
アリーナ席ではなかったけど、2階席の一番前だった。
前に人がいない分、アリーナの後ろよりも断然見やすかった。
しかも東京ドームやさいたまスーパーアリーナと違ってかなりステージに近い。
男性はトイレがすぐ利用できたけど、女性側はすごい列。
妻は開演30分前から並び始めて結局間に合わず。諦めて戻ってきた。


17時過ぎにスタート。
裏ドリということで、昨年のワンダーランドで登場したドリカムのファンタジー的な国が
闇の力に覆われ、歌の力で打ち勝つというの設定でそのストーリーがまずは映像で語られる。
メンバーは皆、黒ずくめのフードをかぶって登場。
これで一曲目が「うれしはずかし朝帰り」だったらぶち壊しだなあと思うが、さすがにそうはならなかった。


ドリカムを聞いて日の浅い僕は裏の名曲と言われてもわからないんじゃないかと不安だったが、
結構聞いたことのある曲が多かった。
「go for it!」「うれしはずかし朝帰り」「LOVE GOES ON…」なんて表のベスト版でもよいのにそうはならない。
ドリカムの生み出してきた楽曲の厚さに驚かされる。
他、「さよならを待ってる」「Goodbye, Darlin’」「SWEET SWEET SWEET」
「カノン」「ノクターン」「雨の終わる場所」など。
最後の最後、掟破りの名曲が…


途中でイヤーモニターが壊れて、準備を待つ間に中村マサさんがミュージカル調で即興で歌ったり。
トラブルが多かったんだけどそれを歌の力でカバーしていくという。
面白かった。やっぱドリカムはマサさんだな。


3時間近くやって20時前に終わったかな。
帰りのシャトルバスもすぐ乗ることができて21時には仙台駅へ。
牛タン通りの続きの寿司屋通りの店に入って三陸の寿司を食べる。
雨の中、アーケードの大通りの入り口を少し歩いてコンビニに寄る。
ドーミーインに戻って大浴場に入りに行く。
戻ってきて「仙台づくり」を飲む。
昨晩「やまや」で売られていたのを買って飲んだ
「取手づくり」「埼玉づくり」よりもすっきりしていておいしかった。
その後、一ノ蔵酒造の「幸せの黄色いすず音」
スパークリング系。


パラリンピックを見る。
走り幅跳びだけど、昨晩見たドイツのマルクス・レーム選手とは障害のクラスが違うようだ。
山本選手が銀メダル。NHKのドキュメンタリーで見たかな。自分で義足も作るんだったか。
そういえばマルクス・レーム選手は健常者のオリンピックの記録を今回超えたと。
だけど批判があってそちらには出られない。
グラスファイバー製の義足は跳躍力をどれだけ上乗せしているのか? 難しい問題。


ケータイ大喜利を見た後、再度大浴場。
午前1時を過ぎて貸し切り。
露天風呂に入ると、雨。