入院 6日目

手術の翌日から点滴に捕まって歩き回ったからか
漫画とは言え本を読んだからか疲れ切って熱が出たようになった。
昨晩は食事を終えて、妻の見舞いの後は何もせずに眠って過ごした。
ここが我慢のしどころだろうと。
19時半から最初のうち、いくらか眠れた。
しかし22時に目を覚ますとそこから案の定眠れず。
5分うとうとして25分目を覚ましているような。
それでも午前4時には眠れただろうか。
8時頃までだいたい寝て過ごす。
おかげでだいぶよくなった。
立ち上がるとまだ少しフラフラするが、歩くのに力を振り絞るというのでもない。


朝食は重湯から粥食へ。
黒パンのようなものにマーガリン、バナナ、ジョア、ハンバーグ、
水菜とブロッコリー、玉ねぎのサラダ。
パンを半分残したが、それ以外は全部食べた。


回診。ドレーンを抜いていいということになり、その場で抜いてもらう。
看護婦が日勤に替わってから尿道カテーテルも抜くことになった。
だいぶさっぱりする。
あとは背中の麻酔と点滴だけ。
髪も洗ってもらった。
レンタルのガウンを着替える。点滴を外して、背中の麻酔のコントローラを貼り付けて、
準備ができたところでガウンの紐がないということに気付く。きれてそのままになっていた。
やり直し。看護婦の方もさすがにイラッとする。


ナンシー関『秘宝耳』を読む。
青森市という同郷なのに意外と初めてだったりする。
テレビ批評なんだけどその観察力、洞察力の高さに驚く。一気に読んでしまう。
その後北大路公子というエッセイストの本。
酒好きなダメな女系。半分ぐらいは他の人のエッセイで読んだことあるような。
残り半分は面白い。


昼はお粥、麻婆豆腐、大根と鶏肉の煮つけ、もやしナムル。
お粥食は通常のをごはんからお粥に変えただけなのか。
ありがたくいただく。お粥は半分残す。
昨年の腎臓の時は手術の翌昼からお粥、夜から通常のメニューで全部食べたけど、
今回はそこまで食欲がない。
そうか、脾臓も消化器なのだな。胃のすぐ側にある。
腹の調子もよくない。何回も大の方に急ぐ。ゆるいまま。
これも昨年はそうではなかった。


昨日火曜に何人か退院して、入れ替わりで何人か入ってくる。
その中の一人の方がずっと「うんうん」うめいている。
通りがかりに見ると奥さんがずっと足を揉んでいた。
夕方には疲れ切って椅子に座りながら眠っていた。
話している会話が漏れ聞こえてきて、もしやと思って奥さんに聞くと八戸の方だった。


夜、エビチリ、メバルの生姜焼き、ブロッコリーのソテー。
17時を過ぎて急に熱が出る。38℃を超える。
元々予定していた抗生物質の点滴を打ったら下がった。


19時の面会時間終わりギリギリに妻が到着。
昨晩本屋で面白そうと買ってきてくれた西原理恵子の本を持ってくる。
ミネラルウォーターを下に買いに行ってもらう。
昨晩光が丘 Livin の辺りに救急車と野次馬が。
しかし炎は見えなかったらしい。


村上春樹ラオスにいったい何があるというんですか?』を読み始める。


昼、ヨドバシから iPhone 7 plus black 256G が入荷したと留守電あり。
しかし受け取りに行けない。
今日から三日以内に行かないと自動キャンセルとなってしまう。