昨晩はご飯を炊き、冷蔵庫の中に余っていた材料で味噌汁を作った。
僕は駅前の IMA の魚屋に刺身を買いに行った。
帰ってきてテレビをつけるとワールドカップの予選。
オーストラリアと引き分ける。かろうじてリーグ2位だけど、崖っぷち。
風呂に入ってその後、BSでヨーク州の城壁のある町を散歩するという番組、
さらに三宅裕司が田舎を旅するという番組で秋田の鹿角市。
きりたんぽの発祥の地は鹿角なのか、それとも大館なのかという。
大阪出張に出た妻が 551 の餃子と海老焼売を買ってきてくれた。
食べすぎて腹が痛くなった。動けなくなる。
それでなくても退院したばかりで疲れている。
22時半、布団に入るとすぐ眠ってしまった。
5時半起き。『異族』の続きを午前中読む。
妻が柿とリンゴの皮を剥いてくれる。
ミカンも食べて、フルーツだけの朝食。
昨晩からスエット上下にフリースも羽織っている。
空きになって寒い。
入院したシルヴァーウィーク明けの頃はまだ夏の気配が残っていた。
それもなくなって日が暮れるのも早くなった。
入院のあれこれの書類を整理する。
領収書、医師による説明書き、CTスキャンや麻酔に関する同意書、
一週間ごとの献立、毎日記入した体温や体重の表など。
保険会社にも電話して何度かやりとりする。
ローリングストーンズのライヴDVDを見る。
「From the Vaults」シリーズのひとつ。
1990年東京ドームでの初来日公演のときのもの。
日本だけの特典として空港に到着した時のビデオ映像。
商品化を特に考えていなくて、おそらく記録用に撮っていたもの。
本編もまた映像が荒く、やはり記録用だったんじゃないか。
この頃はまだビル・ワイマンっていたよな…
ほとんど映っていない。
ミック・ジャガーが駆け寄るからリサ・フィッシャーやバーナード・ファウラーなどの
コーラスの方がよく映る。
サックスがボビー・キーズ、キーボードにチャック・リヴェール。
『Steel Wheels』のツアーなのでそこからの曲が多く、あとはヒットパレード。
ハンカチにアイロンをかけたり、昼に昨晩の残りの焼売を食べながら見た。
午後は日が出て温かった。日当たりのいい部屋なのでTシャツ1枚で過ごした。
午後、駅前の LIVIN にカレーの材料を買いに行く。
帰ってきてウンベルト・エーコと、ルイス・ブニュエル監督の諸作や
『存在の耐えられない軽さ』『ブリキの太鼓』などの作品で脚本を書いた
ジャン=クロード・カリエールによる『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』を読み始める。
電子書籍の時代となっても紙の本はなくならないだろう、
むしろカセットテープやCD-Rなどの新しいメディアの方が寿命が短い。
最初の方の章を読むとそんなところ。
夕方になってきて、ストーンズを聞きながらカレーを作る。
ルーは青森で買ったリンゴのカレー。
ヨーグルトを入れようとして冷蔵庫を開けたら秋限定巨峰味。
それもまたフルーティーでいいかと。
今回もまたおいしく出来上がったが、妻が一発でぶどうの味がすると当てた。
一昨日妻が『おさんぽ神保町』のブースで買った、香日ゆら『漱石とはずがたり』という
その名の通り漱石関連のコミックエッセイを昨晩に引き続き広い読む。
漱石の兄は樋口一葉との縁談があったとか。かなりマニアック。
昼に見たストーンズの東京ドームLIVEの解説を読む。
寺田正典氏の書く当時を思い出しての文章がとんでもなく詳細。
しかし解説ってこういうもんだよなあ。
一晩かかって読み切れず。
ぴあの電話がパンクしたとかそういうの。
たまたまテレビをつけたら桶川ストーカー殺人の再現ドラマで。思わず見入ってしまった。
(ストーカーの男から、事件の真相を追う FOCUS の記者まで皆演技がうまいということもあって)
それにしてもほんとひどい。悲惨すぎる。警察の怠慢によって殺されたようなもの。
でもこういう、自分サラリーマンだからやる気ないし。
みたいな刑事は全国に今もたくさんいるんだろうな…
いや、それはどんな職業であっても。