インフルエンザの予防接種続き

そんなわけで昨日見つけたビルの低層階のクリニックに
インフルエンザの予防接種を受けに行く。
本来は救急の内科、小児科だけど
12時〜14時の昼休みの時間帯はこの時期、インフルエンザの予防接種専門になるという。
そうそう、こういうのを探していた。


予防接種はネット予約可能とあったんだけど診察券がないとできないようで、
午前中一度予約だけしに行ってみると空きがあるから今でも打ってくれると。
じゃあってんでそうする。
体温を測り、問診表に記入して、1組待ってすぐ自分の番になる。


医者の方が小さな瓶から細い注射器にワクチンを吸い上げる。
そういうのを見るとやはりなんかちょっと怖い。
昔、小学校や中学校の予防接種の日は体育館に医者が横一列に並んで
その前に僕らも列を作って並んで、消毒薬の匂いが強烈にした。
何よりもそのことを思い出す。
(何人か、注射が嫌いで泣き出した子のことなんかも思い出す)


ここがそうなのか、最近だとそうなのかよくわからないけど
かつてのような全身を包み込むような消毒薬の匂いがしない。
いや、このところ僕が腎臓や脾臓のことでちょくちょく外来に行っているが
やはり消毒薬の匂いはしない。
子供の頃、1970年代や1980年代の病院と今は違うのだな、と思う。
そういえばアトピーで通っていた小児科も記憶の中ではあの匂いに満ちている。


上着を脱いで籠へ。Yシャツのボタンを外す。
利き腕を聞かれて右と答えると、左腕を古紙に添えるように言われる。
チクッとしてすぐ終わった。1秒もかかってないかもしれない。
小さい頃、差した瞬間ブツッと痛く感じたのは針が太かったからか。
とてもゆっくりピストンを押していたように感じられたのはたぶん記憶の中だから。


終わって支払いをしてオフィスに戻る。
予防接種って保険が利かなくて10割自己負担なんですね。
保険証の提示を求められなかった。
料金は4,000円。ネットで調べていたら2,500円のところもあったけどその差は何なのか。
都心のきれいな高層ビルの中だから高いというのはわかるが、
医療費の点数計算って案外自由度があるのか。


今日は激しい運動や大酒は避けてくださいと言われる。
ワクチンを接種した後ってなんか身体がゾワゾワするんですよね。
それはこの年になっても相変わらず。
節々もじんわりと痛みの前の段階にあるような。
身体の中で抗体がつくられていってるのだろうか。
でもまあ2週間はかかるみたいだし、気のせいか。


せっかく打ったんだから効くといいなー。
調べてみると1回だけの接種だと効果は60%、2回目を打つと94%だったか。
1回だけだと10人のうち4人は「打ったのに感染した」ということになる。
だからインフルエンザの予防接種は意味がない、と言われるのか。
かといって2回も打つ気になれず。
さて、今年はどうなるか。
20年以上予防接種無しでもかからなかったインフルエンザを引き当てるか。