センター試験というもの

この土日がセンター試験
大雪が影響して今年は例年になく大変なようだ。
自分の乗る電車やバスが雪で遅れたらと思うと居ても立っても居られない。
間に合っても間に合わなくても僕の場合結果に響きそう。


就活の時も一度、中央線が人身事故で動かず。
行きたいと思っていた会社で筆記試験に通って面接。
たまたま早めに出たのが功を奏して、バスを乗り継いでなんとか間に合う。
それでもうだいぶ満足してしまって面接がグダグダになってしまった。


僕の時は弘前大学で受けた。
受験生は青森駅前に集合して、高校がチャーターしたバスで弘前まで行った。
Z会の英単語帳なんかを読んで過ごしたと思う。
じたばたしてもしょうがなく、もはややることはない。


特に希望がなければビジネスホテルに二人一部屋で泊まる。
(旅行会社の人が来てその辺の希望を聞いて、手続きをした)
そのとき一緒に泊まったのが同じクラスの出席番号が少し先のやつで、
何度か話したことはあったが、そこまで親しくはなかった。
そいつが風邪をひいて熱を出してぐったりしていた。
一日目が終わってどうだったか聞いたが、当然のごとく全然だめだった。
落ち込んでかわいそうだった。それ以上に具合が悪かった。


その頃にはもうほとんど学校には行かず、家で試験勉強をしている。
卒業式までにその後数回会ったかどうか。
勉強のできるやつだったけどその年は不合格。
そこから先のことは知らない。


正月の同窓会にも来ていなかった。
この時来たのはクラスで10人にも満たない。
そういえばあいつはどうしているだろう? とあれこれ振り返る中で
真っ先に思い出したのは彼だった。
もっと親しかった人はたくさんいるのに。
風邪をひいたのも、大学に落ちたのも僕のせいではない。
だけどその時、その場所を一緒に過ごしたことでなんだか後ろめたい。


入試って残酷なものだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
志望大学に合格したからといって
もう一度やってもいいなんて思う人はほとんどいない。
その時点でかなり歪んだものだ。