金沢旅行 その1(1/21 昼)

ひょんなことから金沢に旅行することになる。
妻が有効期限の切れそうなじゃらんのポイントがあって、もったいないから使いたいと。
最初は車で箱根か熱海まで行って一泊のつもりが、
気が付いたら北陸新幹線に乗って金沢へということになっていた。
僕は初めてだけど、妻は金沢に住んでいた友人と何度か訪れていて
いい居酒屋やすし屋を知っている。そこをまた訪れたいと。
新幹線往復だけでも大人ふたりで5万となるので宿は手軽に駅前のドーミーインにする。
それでもふたりで1万5,000円ぐらいになったか。
試しに富山で探すとなぜか安い。1人4,000円ちょいだった。
観光地として断然金沢の方が格上だということを知る。
ポイントは宿代のうちのほんの少しを補てんする分にしかならなかったけど、まあよし。


ふと妻が言う。
これまで結婚して以来、お互いの故郷熊本と青森は何度も帰っているし、
そのついでに仙台に足を延ばしたこともあった。
友人に会いに甲府に行ったこともあった。
もしかしたら入籍以来、ふたりだけの旅行ってこれが初めてじゃないか、
これは新婚旅行じゃないか。
そうか! そうだったのか…
なのにビジネスホテルに泊まってていいのか、
ちょっとした温泉宿を取り直すべきなんじゃないか。
と一瞬考えるが、まあいいかとそのままに。
ゴージャスを求め始めたらきりがない。結婚3年目を迎える今年はもっと節約を。
どこかでもっとちゃんとした旅行に行こう。


1日目の夜は妻がここはいい! と言っていた居酒屋へ。
予約する。蟹も出してもらうよう頼む。
昼は行ってみたかった寿司屋があったけど既に予約がいっぱい。
妻が金沢在住の友人に聞いてみると地元の人が薦める寿司屋のリストが届いて、
その中から改めて選んだ。お酒もこれを飲むべしというのを送ってもらった。
今のところ2日目の店は決めてない。
おでんを食べたいという話もありつつ、
僕はゴーゴーカレー以外の金沢カレーを食べてみたくもあり。


一方で僕はガイドブックを買う。
るるぶ』を最初考えるが、情報量が多いのはいいけど
ガチャガチャと詰め込みすぎなんだよなあと。持って歩くにはかさばるし。
かといって『ことりっぷ』は持ち運びに手ごろなサイズだけど
明らかにターゲットが20代の女性で、40代のおっさんが見てもしょうがないし。
ということでいくつか当たっていく中でみつけたのが
『マップル』のとこが出している『tabitte』のシリーズ。
大人向け。シンプルで落ち着いている。
その分情報量が少ないけど何も全部の店を回るわけでもないし。
広く浅く出北陸地方全体をカバーしているので富山に行ったときも使える。
これと、先日妻がどこかのシンポジウムでたまたまもらってきた
金沢の旅行パンフレットをいくつか。
クーポンのついているのとか、大きな地図のとか。


新幹線乗ってる間に読もうと持っていく本は
昨日新宿のブックファーストで買った堀江敏行『雪沼とその周辺』と
穂村弘『絶叫委員会』と。薄くて軽くて気軽に読めそうなものを。


妻の帰りが遅く、なんだかんだで寝たのは午前2時半。
目覚ましを鳴らし、起きたのが5時半。眠い。洗濯をして干す。
7時半過ぎに家を出て、9時前に東京駅に着く。
かがやき507号 東京9:20発 金沢11:54着。


グランスタのRF1でツマミに生春巻きなど買って缶ビール。
東京は快晴だったが、大宮を過ぎていつの間にか軽井沢。雪になっていた。
北陸新幹線は満席。外国人観光客が多い。
『西Navi北陸』というJR西日本が出しているフリーペーパーを読む。
サンダーバード乗ってみたいなと思いながら路線図を見る。
能登半島は「花嫁のれん」「能登かがり火」「ベル・モンターニュ・エ・メール」
といった名前の列車が走っていて楽しい。
名古屋と富山を結ぶ「ワイドビューひだ」に乗って飛騨高山に行ってみたい。


長野で乗務員がJR東日本から西日本に交代する。
雪をかぶった小高い山並みの風景が津軽線に乗った時に似ている。
製紙工場なのか山の間の町に味わい深い工場が並んでいるところがあって、
地図を見ると長野の飯山市
煙突から煙が上がっている。
富山に入ると晴れ。
富山駅で半分ぐらい下りていった。