あれだけカリカリをあげてもまたすぐ迫られていたのに、
ここ数日食欲が減ってきたように思う。
皿にカリカリを残すようになった。
なんだろう。カリカリに飽きたのか。
牛乳も少しあげるようになったからか。
今日トイレの砂を片付けてみたら便が柔らかくなっていた。
病気とは思えない。それ以外は気になることなく元気いっぱいに遊んでいる。
このことに関係するのか、同じころから皿に猫用の小さなボールを置くようになった。
一人でサッカーをして遊んだり、階段から落として拾い上げたりするボール。
朝起きたり外出から帰ってくると置いてあることが多い。
行儀が悪くなってカリカリ拒否の意思表示なのか、
それともボールにカリカリの匂いをつけて楽しんでいるのか。
それともよく言うように大切なものを捧げたり、贈り物にしているのか。
ボールを獲物と捉えて。
先日妻がリンゴジュースの入っていた段ボール箱に穴を開けたところ、
この穴にボールを入れたり、箱の中に落ちたボールを拾い出したりして遊ぶようになった。
そういうのを見ていると「うちの子は賢いな」なんて思う。 ←完全に親バカ
元気なのはいいことだけど、どんどんやんちゃになっていく。
外出して帰ってくるとカリカリがもらえずに機嫌が悪いのか、
植木鉢をひっくり返してなかのサボテンをほじくり返していたり、
流しの排水溝ネットを引っ張り上げて中の食べ物系ごみを漁っていたり。
これがほんと多くなって
妻は台所用の小さなプラスチックのたらいに水を入れて蓋をするようになった。
漁るのは片付ければいいけど、猫にとって有害なものを食べたりしないかというのが気になる。
リビングと台所の間にドアをつけたいが、狭い台所なのでそれはそれで不便になりそう。
そもそも通路の片側がバルコニーに面した窓なので設置しようにも設置できない。
いや、業者に頼んでがんばればなんとかなるんだろうけど。
そこまですべきなのかがよくわからない。
一人で遊ぶのも楽しいだろうけど、本当はもう一匹遊び相手の猫がいるといいのか。
しかしせっかくもらってきたのに性格が合わなかったら大変だ。
どちらにとっても不幸なことになる。
二匹でオスメスだったら特に考えないといけないけど
みみたももう少し大きくなったら去勢しないといけない。
それはかわいそうだ。自分だったらとても嫌だ。
しかしそう遠くないうちにその時が来る。
先日テレビを見ていたら、自宅を猫屋敷にして何十匹も住み着いて
生活が破たんするお年寄りの女性が増えていると。
去勢や不妊の手術が可愛そうだと。
生後半年もすれば猫は子供が産めるのだという。
それで一度に四・五匹は産んでとなると一匹の猫から年間最大四十匹は産まれる。
気がついたらあっという間に猫だらけになる。
その女性の家は障子は全て破れ、ゴミ屋敷のようになっていた。
猫にとって、飼い主の人間にとって、何がいいのかというのはなかなか難しい。
