会議室が足りない

会議室が足りない。慢性的に足りない。
常駐先の顧客のオフィス、ワンフロアが会議室で(半分は来客用の応接室やセミナールームだが)
各階にも会議室が設置されているのだが、全然足りない。
数年前に流行った立ち会議室も用意されているが、足りない(確かにこれはササッと打ち合わせが終わるが)。
自社の方も足りてない。
もしかしたら日本全国のインテリジェントビルで足りていない、そんなイメージがある。


会議の参加者の空き時間をパズルのように組み合わせてようやく候補日を見つけても
会議室が空いてない。そんなことばかり。
それで開催が一ヵ月後になってみたり。
差し迫った内容ではない報告やヒアリングだとそんなこともある。


会議が増えたのか。会議室が相対的に減ったのか。
会議の質が変わったのか。


僕が若い頃は会議室の予約は簡単だったし、
窓際に丸テーブルが置いてあるだけのミーティングスペースは予約不要だった。
それがいつのまにこんなことになったのか?
20世紀だったから?


単純に働いている人が多いということもあるのだろう。
常駐先はどんどん人が増えていって、ミーティングスペースが少しずつ廃止になり、
そこに机を入れている。さらに会議室が減る。
その机も場合によっては3人掛けを4人掛けとしていたり。
そもそもキャパシティプランニングがいまひとつなのか。
そういえば男性トイレの個室の方も満室で待たされることが多い。
エレベーターも9時前後や12時前後は全く乗れない。


経営者からするとじゃあ会議室を増やすか、とはいかない。
そもそもそのスペースをどこから捻出するのか、という話もあるが、
増やせたとして空き会議室が生まれるのは無駄なので好ましくない。
今のように稼働率100%近くとしてあとは各自の工夫でという経営判断が正しい。


ではそもそも会議をしないという方向に持っていくべきなのか?
お客さんの上のほうの方と話すと
とりあえず関係者集めて週次で状況確認の打ち合わせしますか、というのを嫌がられて。
それもそうだなと。会議のための会議になっていく。


どうなんだろうな。
気の効いたIT企業は複数メンバーの参加したメッセンジャーのやりとりだけで
ちょっとした意識あわせのミーティングは終わらせているのだろう。
ノマド的にワーキングスペースを借りてる人やリモートワークの人と
Skype で打ち合わせしてるとか。
リアルに顔を合わせてペーパーを配る打ち合わせはかっこ悪い、となっていたり。
でも、昔からの企業や大きい企業はなかなかそうもいかなくて。


ペーパーレスと言われつつも結局紙で大量にコピーして配っていたりする。
そこのところと会議室の要否はなんらか相関関係にありそう。
直感的にそんなことを思う。