ゴールデンウィーク初日。
今年は9連休とならず、2日の日、1日だけ出社。
昨晩は前夜祭。バスで成増まで行くときに見かけて気になっていた焼き鳥屋「BIRDoP」へ。
コンクリート打ちっぱなしにジャズがかかっていて、注文はタブレットで。
賛否両論あるだろうけど入りやすい店で、焼き鳥もおいしかった。
焼き鳥にはワインが合うというコンセプトで、
おすすめのワインを城と赤と飲んで気がついたら結構長居してしまった。
今日は予定なし。10時に起きてコーヒーを沸かし、バナナとイチゴを食べる。
のんびりしているうちに昼になってラーメンを茹でる。
熊本の義弟が送ってくれたもの。マー油が入っていておいしい。
キャベツとネギを炒めて乗せた。
午後はずっと花壇の整備。
右手にプラスチックの手袋、左手に軍手。
妻が平日のうちに掘り起こした土の山を掬ってふるいにかけて、
土を落とし、残った滑らかな石とごつごつした石とを選り分ける。
石のようにみえて土の固まっていることも多いのでつぶして、さらにふるいにかける。
土の山が大きくなるとならす。
土の中に手を入れると湿り気があって、ひんやりとしている。
13時半から4時間。
元々の山はなかなか小さくならず。
前線が通過しているのか、
にわか雨が降ったり、風が吹き荒れたり、急に晴れて暑くなったり。
猫の目のように目まぐるしい一日だった。
17時半、外で遊んでいる子供向けに家に帰りましょうとスピーカーから流れた。
それを聞いて終わることにした。
ずっと中腰だったので腰が大変なことに…
妻にマッサージしてもらい、お風呂を沸かして入った。
18時から「小さな村の物語 イタリア」を見る。
再放送だった。3週間前に青森で見たものかもしれない。
母が好きで毎週見ているという。
サントラが欲しいというのでネットでオーダーして送った。
自分にも一枚。往年のイタリアンポップスが心地よい。
「小さな村の物語 イタリア」はまさにスローライフ。
田舎で慎ましく暮らす、無名の家族が毎週紹介される。
昼は皆で食事をとって、おばあちゃんはずっと家族のために家事で忙しく、
おじいちゃんは多くを語らないが、引退しても働いていて仕事一筋。
孫娘が訪れて楽しいひと時を過ごす。
毎回だいたい同じ。だけどそれがいい。
人ってこうあるべきだよなあと。
土を触った後だけに、よけいそう思う。
そんな感じでまったりと初日、終了。
夜もゆっくり。もう一度風呂に入る。
春の嵐。外では雷が続く。しかし雨は降らない。
『ラスト・タンゴ』を観る。伝説のダンサーふたりを描く。
ヴィム・ヴェンダースがプロデュース。
ノンフィクション、過去の再現映像はその制作過程も撮るという。
タンゴのために生きてきたフアンとマリア、その愛憎入り混じる関係。
ふたりがタンゴを踊る場面はどれも素晴らしい。