箸というもの

家で使っている箸は結婚して一緒に住み始めてからずっと同じもので、
3年になるのか、もうかなりボロボロになった。


結婚のお祝いでいろんな方から夫婦揃いの箸をもらったんだけど
立派なものでもったいないということもあって全然使えずにいる。
その方がよほどもったいないとわかってはいても。


毎日同じ箸で手に馴染み、しっくりきている。
黒く塗られていたはずが今はもうすっかりはげている。
なのに手放せない。安心するんですよね。
ライナスの毛布のよう。
枕が変わっても眠れるけど、
家で箸が変わると落ち着かなくて食べられないのだと思う。


(これがもう少し進むとどこに行くにも
 マイ箸を持ち歩くようになるのだと思う。
 箸を持ち歩く理由はエコだけではない)


そんなに馴染んだ箸だというので
それなりに値段がするものかと思っていたら
妻曰く、近くの東急ストアで買ったいちばん安いのだったという。
案外そういうものかもしれない。
誰にでも合う、癖のない箸の方がよいということ。
こだわりもないけど、屈託もない。


それはそうと、コンビニでもらう箸。
不要なときは断るけどそれでも会社の引き出しに山のように詰め込まれている。
使う機会はなくて、BBQ の時に持ってくんだけど
同じように考える人がいるものであってなかなか減らない。
どうしたもんか。なんとかならないか。
未使用のものをまとめて持っていくとリサイクルしてくれるとか。