８時半起き。何度か目を覚ますが起きられず。
下りていく。テレビを見ると台風は宮崎方面にそれつつある。
明日の飛行機は今のところ問題なさそうだ。
風は強いが、雨は降っていない。
広島では記念式典。
世界陸上のウサイン・ボルトは３位に終わった。
それつつあるとはいえ、この日予定は入れられず。
午前中は家の中にいてヴォネガットの続きを読む。
昨晩の飲み会で約束した、高校一年生が読むべき本のリストを作成する。
100冊選ぶことになっていて、まずは130冊挙げてみた。
家でさらに70冊選んでそこからふるいをかける予定。
土用の丑、２回目。
義弟が奢ってくれることになり、車に乗って皆で熊本市内の有名な鰻屋「とくなが」へ。
震災後建て替えたという店舗はまだきれいで、
タレの染みた煙のべたべたした感じはなかった。
案の定混んでいて僕らの前に16組。
しかし回転はよく、30分ぐらい待つで済んだ。
九州がそうなのか、うな丼はあってもうな重はなく、
焼いた鰻とご飯が別々に出てくる。
御櫃からご飯をよそう。二回おかわりして最後は残ったたれをかけて食べる。
腹いっぱい食べることができて、しかもタレでぐっしょりとなることもない。
この食べ方はいいですね。
近くのイオンモールへ。
隣りの温泉は熊本に来る度に入っていたけど、モールそのものは初めて。
台風はものともせず、大勢の買い物客で駐車場もいっぱい。
大きな蔦屋があった。
キッチン系の雑貨屋で丸い氷をつくる製氷皿を買う。
昨年壊れて以来探していた。
「久世福商店」に入る。全国のおいしいものを集めた店。
プライヴェートブランドも出汁やパスタソースなど。
これまで知らなかったのですが、ここ見るもの全て欲しくなりますね。
自宅用に唐辛子入りの塩、カレー粉入りの塩、青森の母、熊本の母に長崎の藻塩。
晩酌用に鰹節をかけて食べる静岡のポテトチップ。
妻のスマホにペットシッターから電話。
給餌機に入れたカリカリがギリギリなくなりそうだという。
少なめにセットしてきたはずが設定が飛んでしまったか。
それとも給餌器をガシガシし過ぎたか。
このイオンモールのペットショップは地震でダメになった棟にあった。
もう一つ別の夢タウンのモールにペットショップがあるというのでそちらに。
雨が降り始める。強い風もあって横に降ってくる。
夢タウンのペットショップに探していたロイヤルカナンの消化器サポートがあった。
どちらも大きい。どちらもシネコンがある。
洗濯物を取り込むために一度家に帰ってくる。
世界陸上の砲丸投げを見る。
草枕温泉に行こうということになる。
その名から察する通り、夏目漱石が入ったという。
車に乗って西へ、海辺に出る。
鄙びた漁村を行く。海苔の養殖。
ポツンと一軒だけのつましい家。その軒先に何かを干した竿が並んでいる。
道路の反対側は斜面となっていて蜜柑が植えられている。
この頃は雨がやんでいたけど、空には台風通過後の分厚い千切れ雲が広がっている。
その間から太陽が覗く。
海の向こう、雲仙岳のてっぺんに雲がかかっていて
土砂降りのようにもやもやとしているのが見えた。
この道沿いにおいしい塩たこ焼きの店があると妻が言う。
10数年前、かつてはバンで売っていたのが評判になって店を構えるようになった。
走っているうちに見えてくる。車を停めてもらって買いに行く。
他に客はなく、すぐ買えた。
塩、塩コショウ、タレとあって、塩にした。
12個入って400円と安い。
天ぷらに塩を振って食べるようでなかなかおいしかった。
確かにこれは熊本一のたこ焼きかもしれない。
玉名市に入る。高台に上っていって温泉に着く。
18時過ぎ。日が暮れかけている。
中に入って展望台から景色を眺めた後で、温泉に入る。
屋根のかかった露天風呂からの眺めが広々としている。
斜面を下った先に干拓地の田んぼ。その向こうに有明海、雲仙普賢岳。
龍が荒れ狂ったような雲の間から射しこむオレンジ色の光。
手前の低いところの雲は速く、高いところのはゆっくりと流れていく。
こんな素晴らしい眺めの露天風呂、これまでなかったな。
じゃらんの九州で一番人気の温泉は確かここだったか。
山の端に日が沈んでいく。
その最後の一瞬を見守り、輝きが失われて行くのを風呂の中から眺める。
ヒノキやビワなどの薬草風呂もあった。
この玉名は笠智衆の生まれ故郷で、ゆかりの品が展示され、
施設の壁には『東京物語』や『夢』といった映画のポスターなども貼られていた。
真っ暗になった海辺の村を通って帰る。
世界陸上は男子マラソンの終わり。川内優輝が９位だった。
日本代表としては最後の走りだという。
オリンピックを走らせたかった。
陸連ご推薦の当たり障りのない、結果も残せなかった選手よりも
川内優輝を一度でも走らせるべきだったと今でも思う。
女子マラソンを見ているうちに午前０時前に寝落ち。
義父のつくったキャベツの焼きそばを食べる。
