明け方、足元で丸くなっていたみみたが足を引っ掻いたり、噛んだりするのは変わらず。
これまではボールを咥えてきて、寝床の枕元まで運んでポトリと落としていたのが、
ここ数日は足元に持ってくるようになった。
起き上がり、ボールを投げてやらないと足をガブリとされる。
はなはだめんどくさいことになった。
狭い家の中に閉じ込められるのがストレスなのか、
投げたボールがリビングのこちら側の端に届いたとしたら、
わざわざそれをリビングの向こうのキッチンまでノソノソと持ってって、
しばらくうずくまり、ふーごふーごと体を上下に呼吸して息を整えたうえで、
お尻を持ち上げ、フリフリして全力ダッシュ。
途中の障害物もピョンと飛び越え、和室に敷いた布団にダイブしてくる。
その勢いでボールを放り投げ、噛んでくる。
どこでそんな技を覚えたのか。
そのボールも。一番のお気に入りは爪の先でちょいちょいしているうちに
穴を徐々に広げて、そこに鼻面を突っ込んで綿を噛み出すうちに
遂にぺしゃんこになってしまった。
もはやボールの役に立たない綿の残骸がわずかに残る布切れを
しばらく咥えてうろうろして、お気に入りのクッションのところに持っていくと
そこにちょいと転がしてうずくまって寝た。
ライナスの毛布か。
先日妻が花活けの集まりに行って、花束を抱えて帰ってきた。
もう一度活け直す。
みみたが寄ってきて、花瓶にふんふん、くんくんとまつわりついて
あ、こら! と気付いたときには
菊の花をむしゃむしゃと食べていた。
次の日、日曜だったか気付いたときにはリビングの床の隅っこに吐いた跡が。
大半が毛玉。菊には猫草みたいな作用があるのか、と思いきや、
それどころか危険みたいですね。
なのでせっかく活けた花瓶は食卓に飾れず、1階の部屋に持っていってドアを閉めておく。
それをまた忘れてドアを開けておくといつのまにかみみたがかぎつけて1階へ。
慌てて下りて行く。
今食べされているカリカリは
腹の調子がよくなかった頃にたくさん買った消化器サポート用のフランス製「ロイヤルカナン」で、
依然食べさせていた国産カリカリには毛玉を糞の中に排出する機能があったけど
こちらにはそんな便利なものはなくて、どこかで一度毛玉を吐き出したかったのだろう。
その後のみみたは特に腹をこわしていない。
腹の調子がよくなってきたので夕飯に少しずつ猫缶をあげている。
カリカリの量を変えずにいたら妻曰く太ってきたという。
それはいかんと今朝から一日のカリカリの量を計っていたのを少し減らす。
そろそろ子猫用の牛乳とかいろんなものを再開させたいが。