ランジェリー・ミュージック

ヨーロッパの女性用ランジェリーのメーカーが音楽コンピのCDを出している
というのを何枚か買ったことがある。
エレガントでエロティックでエキゾチック。
イメージをパッケージにして売るわけで、どれも質が高かった。


例えば「オーバドゥ」はタンゴのアルバムとキューバン・サルサのアルバムを出していた。


「Aubade: Lecons De Tango」
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「Aubade: Sensualidad」
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特にタンゴの方のジャケットを見て欲しいのですが、
下着姿の女性がこちらに背中を向けていて、バンドネオンを手にしている。
これがなんともやらしく、悩ましい。
オトコなら即ジャケ買い
そしたら Astor Piazzolla をリミックスしたのが入っていて、案外いける。
2007年前発売のものなのに今聞いてもかっこいい。


残念なことにこの2枚しか出ていないようだ。
売れなかったのか、話題にならなかったのか。


「ラ・ぺルラ」も出している。
「La Perla: Black Label」
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こちらは真夜中、情事の後、みたいなけだるくて漆黒な雰囲気の New Wave カバー集。
有名なところでは Nouvelle Vague が PiL「This Is Not A Love Song」を。
あと、Tosca も入ってますね。
詳しくはわからないけど、「Take On Me」や「The Sweetest Taboo」をやってるグループもある。
案外心地よくて愛聴していたりする。


こういうののはしりは、コム・デ・ギャルソンがショーのためにつくった、
セイゲン・オノのアルバムなのかな。
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John ZornArto Lindsay を集めた「Volume 1」と
ブラジル音楽に傾倒した「Volume 2」があって、
後者は僕が南米の音楽を聴くきっかけになった。
ブラジルの歌い手をゲストに迎えていて、
もしかしたらこれを超えるブラジル音楽に僕は出逢ってないかもしれない。
Arto Lindsay がリミックスしたアルバムも後に出てますが、
できたらオリジナルを探してみてほしいです。