「練馬光が丘ロードレース」

この日は「練馬光が丘ロードレース」でハーフマラソン
全然知らなかったのですが、今年で36回目とけっこう歴史があるんですね。
3月の「練馬こぶしハーフマラソン」とどう違うのだろうと思いながら、
調べもせず詳しいことは何も知らないまま申し込む。
そしたら近くの光が丘公園を5周するという…
いつものジョギングコースと何も違わないじゃないか!
なのに参加料を払わないといけない。うーむ。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/sports/taikai/hikari-road.html

このコースが公園の内側ではなくて外周というのでここ一ヶ月は外周を走ってみた。
先週は4周走って、よし、これはいけそうだとわかった。
5km の部や 10km の部などあって、ハーフマラソンは10:40 スタート。
家の近くで行われるっていいですよね。
コースに勘所があるというだけではなく、手荷物を預けなくてもいいというのが楽。
でも、参加賞のプログラムやバスタオルを受け取らないといけないので
早めに朝起きて受付に行って、帰ってくる。


広場では新酒祭りにフリーマーケット
野球場ではリトルリーグの秋季大会でトーナメント表と賑わっている。
そもそも公園の紅葉を見に来ている人や、
晴れた日曜の朝、親子で過ごすという人たちも多かった。
帰ってきてこの日着ることにした熊本城マラソンのTシャツにゼッケンを、
ランニングシューズにタイム計測用のチップを括りつける。
プログラムをサラッと見るとハーフマラソン男子の部を申し込んだのは640人のみ。
女子の部は100人ちょっとだった。
僕が申し込んだときも抽選でも先着でもなく、いつ申し込んでも誰でも行けるようだった。
今、各地のマラソンが人気で全然当たらないというのに、この地味さいいのか?
公園を走るだけというのがよくないのか。


渋さ知らズのベストを聴きながら気分を盛り上げる。
(ゆえに走っている間は「Pチャン」や「ひこーき」が頭の中で鳴っていた)
公園に戻ってくると 5km や 10km の部が既に始まって、公園内外を走っていた。
僕も陸上競技場に行ってウォーミングアップ。
スタート地点に並ぶ。


10:40 スタート。
公園内のジョギングコースを走る最初の一周目はさすがにダンゴ。
それでも外周に出るとばらけた。
外周に出てほっとする。勝手知ったる道。
安定して2周、3周、4周と走ることができた。
早い人はどんどん追い越していく。
実業団で走っているのか、スピードが違い過ぎる。
長距離というよりも中距離。
僕が3周目を走っていた頃は、ゴールしていただろうか。


走ってるとけっこう沿道から声援が。
給水所は一か所だけだったけど、チョコや飴の入った箱を差し出していた人もいた。
僕もひとつもらった。同じ練馬区民として嬉しかった。
この日は風邪は強いけど晴れていて、絶好のマラソン日和だった。


13時前にゴールイン。タイムは2時間10分ちょい。
10分切りたかったんだけど、叶わず。
最後5周目かなりスピードが落ちてしまった。
練習不足というのもあるし、体重が増えたとか体力が落ちたとか、
4周までしか練習せず、5周目から未知の領域だったというのもあるだろう。
2周目、3周目、大体同じぐらいのスピードで走っていた人たちと抜きつ抜かれつしていたのが、
5周目で一気に引き離された。
残念。また来年走ろう。


公園を5周というのが退屈だけどその分ランナーが少なくて走りやすい。
緑も多い。バーベキュー広場が満席で、走った人の友人たちが出迎えてもいたのだろう。
スーパー銭湯も近くに2軒ある。近くに住んでいれば悪くはないと思う。
といっても、講演の周りの道路には不法駐車の列が半端なかったけど。
どうやってここに来るか、どこに停めるかが今後も課題だろうな。


完走証をもらう。家に帰ってきて、シャワーを浴びて近くの「極楽湯」へ。
日曜の午後ということもあって家族連れでかなり混んでいた。
芋の子を洗うかのよう。
湯船に入れないこともないが、空きを見つけてさっと移るので落ち着かない。


出てきて食堂でビールを飲む。
周りのテーブルを見渡すとちらほらとマラソン帰りっぽい人たちが。
もらったバスタオルを肩にかけていたり、ランニングウェアを着ていたり。
皆シュッとした体形で、一仕事終えた解放感を顔に浮かべていた。
近くのテーブルが乾杯を始めたので、僕もそっとグラスをあげた。


ローリングストーン』誌のインタビュー選集の最後の方を読む。
1999年代後半に入る。ビル・クリントンキース・リチャーズエミネムボブ・ディランなど
走った後は揚げ物やこってり油っぽいものを食べる気にならず、
タコの唐揚げ以外は絹豆腐のやっこサラダ、厚揚げステーキ、塩昆布キャベツなど。
日が暮れる前に帰ってきて、家でもまたのんびり過ごす。
ジェットバスにも入って、足の疲れもさほど残らなかった。