青森帰省 その1

4時半ぐらいに目を覚まし、徹夜の妻を起こしに行く。
みみたが布団の中にいて、一緒に布団から出る。
また戻ってもぞもぞと入ってきて足元にうずくまる。
目が覚めたのは9時。10時間ぐらい寝ただろうか。
60年代の Bob Dylan を聞きながら帰省の準備。
ペットシッターに来てもらうためにリビングの片付けなど。


昼はインスタントの焼きそばに
冷蔵庫に余っていたキャベツを炒めて追加。
せっかくだからと冷凍のイカと海老も。
塩胡椒してオイスターソースと豆板醤を隠し味程度に。
味をなじませようとソースもかける。
しかし焼きそばをよく見たら塩味の明太子だった…
味付けがかなり濃くなった。マヨネーズをかける。ビールが進む。


連絡がうまくいかず、ペットシッターの方たちが在宅中に来てしまう。
後でまた来てもらうことにする。
年末年始は忙しいだろうな。


14時。門のところに正月飾りを。
みみたに別れを告げて先に一人で東京駅へ。
数日留守にして寂しい思いをさせると
今日の昼まではみみたとボールで遊ぶつもりが、
こんな日に限って全然乗ってこない。
和室の日当たりのいいところに布団を干すと駆けてきて
布団に乗っかるというので用意したのに、この日は全く反応せず。


東京駅。八重洲の一番街も大丸も改札の中もすごい混雑。
母へのお土産に和菓子を買い、道中の弁当として天丼を、
つまみび崎陽軒のシウマイと高級総菜屋のオードブルを。
グランスタへ。はせがわ酒店がどこが終わりなのかわからない行列。
その隣のオーガニック系の店で妹夫婦に渡すワインを、
母へのおみやげにハーブティーとジャムを。


はやぶさ369号、14:28発。
混雑しているかと思いきや、それほどでもない。
空席も目立つ。通路に立っている人も少ない。
しかしワゴン販売は無いという。
夕暮れ時。今日はよく晴れていて夕方から雲。向こうに夕暮れ。


八重洲三省堂で買った眉村卓『僕と妻の1778話』を読む。
病に侵され余命いくばくもない妻に毎日ショートショートを書いて読ませたという、
1778日。その抜粋。
正直、ショートショートそのものの出来は大したことない。
しかし、作品そのもののあとに一言、当時の状況について後書きが付いていて
妻が笑ってくれたとか、反応がなかったとか書いてある。これが切ない。


先日のウーマンラッシュアワーの漫才を思い出す。
僕はあれはとても画期的な行為だと思った。
しかしネット上の批評を見ると
「そもそもネタとして面白くないのはどうか」という意見があって、
それは違う、問題はそこじゃないと感じていた。
そうか、同じことなんだなと気付く。
文脈に置くことで全く違う価値を放つものがある。
その文脈の有無にかかわらず面白いものを求める人もいるし、
文脈そのものを楽しむ人もいる。
どっちもアリだと思うけど。


20:08定刻通りに到着。吹雪いていないので、寒くはない。
青森駅までは電車で。そこからはタクシー。
そんなにしなかった。やっぱ新青森駅から青森駅間がするんだな。


母が待っている。ホタテを買ってきたという。
新鮮なうちにとホタテで日本酒を少し飲んだ。
お風呂に入って一息つく。
このところ22時台、23時台に寝ているが、きょうもそうなりそう。