名古屋遠征 その1

土曜の朝、8時起き。
軽く家の掃除。給餌機にカリカリをセットする。
明日の朝目覚ましが鳴らないように止めておく。
着替えと本、iPhone の予備のバッテリー、充電器を鞄に詰める。
みみたに留守番よろしくと頼んで、10時過ぎに家を出る。
大江戸線から中野坂上乗り換えで東京駅まで丸の内線。
東中野総武線、新宿で中央線に乗り換えたとしても大して変わらなかった。


東京駅に着く。
明日のトヨタ産業記念館で案内してくれるSさんへのお土産を買う。
酒好きと知っていたので駅地下で探してみたら青森の地酒「じょっぱり」があった。
妻も明日会う教室の方たちにお土産を買う。
車内で飲むビールやチューハイを買う。
全国の地ビール、地チューハイを売っている店があった。
小樽のビールや鹿児島のハイボールを買ってみた。


12時ちょうど発ののぞみ。13:43着。
缶ビールを飲んで、ハヤカワ文庫のSFアンソロジー『遥かなる地平』の上巻を読む。
アーシュラ・K・ル・=グィンの続き「古い音楽と女奴隷たち」を読み終える。
名古屋までアッという間。


新幹線のホームにあるきしめんの店「住よし」にさっそく入る。
在来線の方がおいしいとか、
新幹線も上りの方がおいしいとかいろいろ言われているけど、実際はどうなのだろう。
今回は下りということになる。
妻は味噌煮込みきしめん。僕は牛肉のきしめんかき揚げを追加。
食べログなどあちこちで書かれているように、食券を買って席に着いてすぐ出てくる。
麺は冷凍、具材もレトルトなのにびっくりするぐらいおいしい。
14時近いのに僕らの後は行列。
僕が以前食べたのは10年ぐらい前に出張の帰りで、かな。


この日のドリカムは名古屋駅から数駅離れた日本ガイシホールというところで17時から。
少し時間がある。コインロッカーに荷物を預けて、地下街のエスカへ。
きしめんだけだとおなかが空くと、以前来た時に気になっていたエビフライの店へ。
「海老どて食堂」ショーケースのエビフライがそそり立っている。
鍋で煮たドテ煮に生卵を落としたものの中に海老と野菜の串カツを入れて食べる。
他、味噌味の唐揚や焼きそら豆など。悪くなかった。
ビールを飲んだらうたた寝してしまった。


駅ビルに入っていた東急ハンズで明日の集まりの準備。
16時過ぎに移動。東海道線で浜松行きに乗る。
たまたま先頭車両。運転するのを眺める。
周りはドリカムを見に行く人ばかり。そういう話が聞こえる。
10分ほどして笠寺駅に着く。ごそっと下りる。
日本ガイシホールは歩いてすぐ。ここもネーミングライツを売ったか。
ホールにスポーツ施設にといくつもの複合型だった。


17時、予定通り開演。今回のステージは8,900人程入ったという。
昨年10月、ツアー初日のさいたまスーパーアリーナが3万人ぐらい入っただろうか。
そう考えると小さい。取り囲む観客席が。セットはそのままだったけど。
奇しくも前回のさいたまスーパーアリーナと全く同じ横位置で
アリーナ中央に設置されたセットの真横。
前回はスタンド席のほぼ最前列で今回はアリーナ席の後ろの方と角度が少し違うぐらいか。


ドリカムぐらいの大きな規模のツアーになると曲目ごとの演出も決まっているから
「決戦は金曜日」で始まって、新作『Dream Quest』を丸々やって、というセットリストは全く同じ。
途中の MC が多少変わったぐらいかなあ。
なのに印象が全く違うのはなぜなんだろう。会場が違うからか。
名古屋の人たちのノリが違うのか。ツアーも順調に進んで演奏がまとまってきたのか。


終わってホールを出る。
駐車場に向かう流れと間違えて出遅れて駅に到着すると既にびっしりと身動き取れない状態に。
一本出て行かないと改札の前が動こうとしなかった。海浜幕張駅以上の混雑。
しかしそれも改札含め駅全体の小ささによるものだろう。
その次ので乗っていくことができた。ギュウギュウだったが、
名古屋駅に戻る途中の金山駅でごそっと下りた。


コインロッカーで荷物をピックアップし、地下鉄に乗って2駅の丸の内へ。
人気が全くない。出口近くのアパヴィラホテル。
チェックイン、荷物を置いてすぐ外に出る。
手羽先で有名な「風来坊」へ。
名古屋にはたくさん店があるが、妻が聞いた話では錦店がいいのだという。
栄・錦の繁華街まで歩いて10分ほど。
丸の内周辺はオフィス街なのか全くのゴースト街だったのが、
繁華街の錦が近づくにつれて酔っぱらい客と客引きが増える。
というかフーゾク街か。新宿歌舞伎町のようなもの。
その雑居ビル3階にあった。


名物の手羽先唐揚はスパイシーで結局5本入りを4皿は頼んだかな。
たこわさやレンコンの天ぷらなど他のつまみも良かった。
ここ、確かにかなりいけるんじゃないか。
ビールを飲んで、熱燗に切り替えた。


店を出て、コンビニに寄って帰る。
最上階の大浴場へ。
フロント脇の自販機が壊れていたし、大浴場の洗い場もひとつ故障中だった。
部屋も全般的に古びている。ここのアパははずれか。なんだか全体的に裏寂れている。
社長の写真を貼ったレトルトカレーなんかを出してる場合ではない。


それでも大浴場があるのはいいもので。露天風呂にも入った。
戻ってきて缶チューハイを飲みながらまったり。
宇多丸らによる『ブラスト公論』を読み始める。
これぞ正統派の与太話。気づいたら午前1時。眠る。