iPhone 「その他」問題 その1

僕の iPhone は芸術的なまでにみっちり、音楽のファイルを詰め込んでいる。
iOS をアップデートするたびに OS が要する領域が増えるのか、
アルバムを削っていくことになる。
もっと軽くて小さい OS にならないものだろうか。
以前、バックアップから初期化、復元したら劇的に空き容量が増えたことがあった。
イメージとしては、断片化したハードディスクを最適化するような。
今回もやってみようと先週末やってみたら、逆に容量が劇的に少なくなった。
すべてのファイルを同期するには10Gぐらい足りないと出た。
手あたり次第目についたアルバムを同期対象外にしてなんとか同期を終えた。
…やらなきゃよかった。


これはどういうことか。
iPhone のストレージを見ると、「その他」の領域が16Gほどになっている。
なんだこれは。前はこんなになかったと思う。数Gじゃなかったか。
これだろう。
調べてみるとこの「その他」はアプリや音楽や写真といった特定の用途に利用されているのではなく、
キャッシュやジャンク、一時ファイルなどであるとのこと。
iPhone はそれを自動的に掃除してくれるわけではない。
これがどんどん増え続けているということか。
削除方法をネットで調べると初期化してバックアップから復元するとよい、とよく出てくるが、
それをやったら逆に増えてしまった。


念のためもう一回試してみた。状況は変わらず。
復元が終わってアプリやメールが元に戻って、
あとは何万曲にも及ぶ音楽ファイルを移すだけという状態でストレージを見てみると
「その他」の領域が2Gほど。
やった! と思って一晩寝ている間に音楽ファイルを移行して、朝見ると16Gに戻っていた。
がっかりなことこの上ない。
一度音楽ファイルを全部消して、少しずつ選んで同期するとよかったりしないか?
イッキに移すとその分ゴミが出てくるとか。
などなどいろいろ考えてみる。


アプリでできないか、と探す。
「Mobile Cleaner」というのを iPhone に入れてみるが効果なし。数十メガ程度減らしただけ。
「Phone Cleaner」というのを次に試す。こちらは PC側にインストールする。
まずは無料版を。木曜の夜、会社から帰ってきてダウンロードして PC につなぐ。
不要ファイルのスキャンを試みると、ものすごく時間がかかりながら 10G近いファイルを検知した。
これはもしかしたらもしかするかもしない。
まだまだ時間がかかりそうだったので、一晩放置してみることにした。
金曜の朝、起きてみるとスキャンがリセットされていた。
iPhone も再起動していた。またがっかり。
ストレージに空きがなさすぎて途中でクラッシュしたのかもしれない。


金曜の夜、帰ってきて再度試す。
提供元のサイトをもう一度読んで、無料版はスキャンのみで、
有償版を購入するとクリーニングもできるようになるという。
その辺りも何か関係するのかと3,000円ほど払ってライセンスキーを購入する。
iTunes につないでバックアップを取得してから、いくつかのアルバムをはずして容量を増やしておく。
そのうえで再度フルスキャンを試す。


夜中目が覚めて起きて下の部屋に下りていく。
9.99G削除可能だけど削除するか、とメッセージが。すごい、これはすごい。
削除とするとそれはそれで時間がかかりそうだったからまた布団に入った。
(続く)