初めてのディズニーシー その1

昨日は5月の土日に出社した分の振替休日。
最初は箱根の温泉や長瀞の川下りを考えていたけど、
妻がふと、平日休みだったらディズニーランドに行きたいと。


ディズニーランド!?
これまで特に興味はなかった。これから先行くこともないだろうと思っていた。
言葉は悪いが、「そんな女子供の行く場所なんて行ったらかっこ悪い、漢じゃない」
という田舎者男子寮四人部屋感覚。
笑顔の張り付いた巨大なネズミの着ぐるみを見ていったい何が楽しいんだよ?
京葉線の東京駅ですれ違う若い女性たちがミッキーとミニーのTシャツを着て、
お土産の詰まったカラフルな袋を抱えて、頭には耳を付けているのを見て、なんだかなぁと思う。


社会人になって数年経ったころ、友人の結婚式の二次会で
ディズニーランドのペアチケットが当たったけど、行かないまま期限が切れてしまった。
そのことをたいして惜しいと思わない。
むしろ自慢げに飲み会で語る。
(今思えば売るか誰かにあげればよかったが、
 積極的にチケットを無効化することで漢を示そうとしていたんでしょうね)


その一方で、
誰もが口をそろえて言う居心地の良さであるとか
それを実現する、ゲストをもてなすキャストのプロ意識の高さであるとか
ゆえにテーマパークのランキングでずっと上位をキープし続けて揺るがないことであるとか
その根底にあるオリエンタルランド社のビジネスモデルの秀逸さであるとか
いろんなことが気にはなっていた。


今の僕にとって温泉よりもディズニーリゾートの方が癒しになるのではないか。
ほどよい刺激になってよいのではないか。
そう思って行ってみることにした。
ビールが提供されるということでランドではなくシーの方で。
前の晩のうちに、妻に首都圏ワンデーパスポートをとっておく。
妻の友人の詳しい方に攻略法を教えてもらう。
混み具合はどうか、一番人気のアトラクションはどれか、
今メンテナンス中で利用できないアトラクションはどれか、など。


ディズニーランドって中学の修学旅行以来。
あの頃もたいして興味なかったと思う。
次の日の自由行動で行くつもりだった秋葉原の方に興奮していたような。
ビッグサンダーマウンテンやホーンテッドマンションに並んだのかな。
カウボーイハットを売っている店があってそれを買うかどうか迷った記憶がある。


大人になって旅行代理店のシステムを担当したときに
チケットの申込・変更・取消のファイル連携があって打ち合わせしに行ったことがあった。
USJと同様の打ち合わせをしたときは会議のあと、
「後はご自由にお過ごしください」とパーク内に案内してくれたけど
(しかし残念ながら次の打ち合わせがあってすぐに移動)
隣接しているけどパーク外のオフィスで打ち合わせして、終わったらそこから引き返す。
中に案内はしてくれなかった。
しかし、カレンダーとかいろんなグッズをもらった。
持ち帰って配ろうとしたら一瞬でなくなった。


水曜の朝、いつも通り5時半に起きて出社して
7時の処理結果を確認してオフィスを出る。
有楽町線に乗って新木場まで。京葉線に乗り換えて舞浜。
海浜幕張に出勤する人も多いのだろう、車内はスーツ姿の人も多く
そんなディズニーっぽい雰囲気はなく落ち着いている。
それがホームに下りた途端、急にざわざわと。
右も左もカップルや女性たちのグループや外国人観光客ばかり。
妻が遅れて合流となったのでしばらく駅構内のベンチで待つ。
8時半の開園に間に合うように乗ってきた人たちでごった返し、
スポンジが水を吸収するように改札の外にはけていった。
それを何度か繰り返す。
準備万端、既に耳をかぶってディズニーのTシャツを着ている人も多い。
これは土日、ホームから改札まで身動き取れなくなるんだろうな…


妻と落ち合って改札を出る。
イクスピアリも気になるが、まずはディズニーリゾートラインに乗ってシーを目指す。