Priceless

開運!なんでも鑑定団」が何気に好きで、毎回欠かさず見るというほどではないけど、
火曜の本放送と木曜の再放送と、空いてたら何とはなしに見てしまう。
古道具屋で大枚をはたいて買った壺が3000円だったり。
逆に3000円ぐらいで買った絵が実は本物で何十万にもなったり。
ここまで資本主義の曖昧さと人間の欲望とがむき出しになる番組も珍しいなと。
だけどいやらしさはない。明るく健康的。
テレ東は面白いところに目をつけたと思う。


スーパーとかコンビニでばかり買っていると
モノの値段っていかにあやふやかということを忘れてしまう。
需要と供給のバランスで決まるとか、製造原価と流通コストと何やかやで決まるとか、
それができるものの方が少ないのではないか。
中古CDひとつとっても、廃版ゆえに
amazon で検索すると何万もプレミアのついているものが
DiskUnion では定価を少し超えたぐらいで売られていたり。
目利きが適正な判断をしてくれないと、
「この価格なら売ってもいいよ」「それでもいいんで買います」みたいなことになってしまう。
根拠なく吊り上がっていく。
僕は特にはまらなかったけど、メルカリもなんでこんなガラクタを出品するんだろう?
というのが結構出ていて、それが値段がついて買われていくのだとか。


基本的に全てのモノ・コトが「priceless」なのだ。
さっきローソンで見かけたカップヌードルが税込184円というのも絶対的なものではなくて
様々な関係性の中でその局面ではそうなったというだけに過ぎない。
私はこれだけの労働力を提供するから、あるいはこれを持っているから、
あなたのそれをいくつ分けてくれという交渉を毎回行うのが大変なので
貨幣というものがあり、便宜上価格というものがあるというだけ。
その根拠になるものとして政府や相場や目利きが必要とされる。


とか何とか考えつつ、財布の中を覗き込んで
給料日まであと2週間どうやってしのごうかと。
しのぐもなにも財布の中のお金は減っていくだけ。


そもそもの話、富める者も貧しき者も
一律カップヌードルは184円というのは公平なことなのか。
じゃあどういう世の中だとよいのか。
その辺りのことを考え出すと眠れなくなってしまう。