米米CLUB

例によって棚の奥に眠っていた CD を iTunes に取り込んでるうちに
米米CLUB が出てきた。
『Singles』『Go Funk』『K2C』など。
ブックオフで投げ売りされていたのを買ったのだと思う。


昨晩、帰りに『K2C』を拾い聞いた。
「KOME KOME WAR」であるとか。「Sure Danse」とか。
な、なつかしい…
あの頃は賑やかなヒット曲だったけど、
今聞くとゴージャスでロマンティックで笑えるファンクミュージック。
いやー、バブル期最良の音楽って米米じゃないか。


高校であれ、大学であれ、米米を熱狂的と言っていいぐらいに聞いてた人が
少数派ではあったけど、必ず一定の割合でいたと思う。
今も皆、聞いているのだろうか。
きっと今も聞いていると思う。


高校の演劇部の部室に7枚目のセルフタイトルのアルバム
米米CLUB』をダビングしていたテープが転がっていて、
ボロボロのラジカセでよく聞いていた。
「愛の歯ブラシセット」から始まる。
なんかそういうこともあって、米米にはテープというイメージがある。
他のアルバムでも思い出すのは「なんですかこれは」に「メロンティー
その辺りが米米の真骨頂だと思う。


高校二年の頃が一番聞いてて、
「君がいるだけで」が大ヒットした頃は受験勉強シーズンど真ん中で記憶なし。
これ以後の「愛はふしぎさ」とかはカラオケぐらいでしか聞いてなくて。
個人的にはやはり80年代から90年代初めまでのどこか暗さが残った音がいい。
カールスモーキー石井が真夜中に一人きりの部屋で熱帯魚の水槽を眺めているような。
(彼はデビュー前に歌舞伎町のホストクラブで働いていた頃、
 ホストたちの間で熱帯魚を飼うことを流行らせたと聞いたことがある)


新聞に週に一度乗っていた青森市のヒットチャートでは
「嫁津波」がずっとランクインしてたな。
何か今一番聞きたいのはそこ。
手持ちのアルバムには入っていない。
中古は今も安いのかな。探してみようかと。