札幌へ その1

この週末はドリカム遠征で札幌へ。一泊二日。
遠出するのでほんとならもう一泊したかったが、なかなかそうもいかず。


9時半羽田発。
6時に起きて着替えや読む本をリュックサックに詰めて7時に家を出る。
給餌機に多めにカリカリをセットして、留守番のみみたには出がけに猫缶を。
妻は仕事が終わらず、ほぼ徹夜。


大江戸線で大門まで行ってモノレールに乗り換える。
保安検査場を抜けてラウンジへ。
定刻通り出発。穂村弘『はじめての短歌』を読む。読み終える。
ビジネスマン向けの講座で、ビジネス文書と短歌の表現の違いとは何か。
それは生きのびるための表現(ビジネス文書)と生きるための表現(短歌)の違い、ということ。
取り上げた短歌の改善例ではなく、改悪例を載せることでとても分かりやすい。
というかこの「分かりやすい」を求める直接的な表現がビジネス文書で、
想像力を働かせる余地を残すのが短歌。


11時、新千歳空港に到着。
妻の仕事もなんとか送信完了。
3階へ。松尾ジンギスカンに寿司屋にスープカレーとたくさんの店が構えるのを通り過ぎて
北海道ラーメン道場」へ。
「海老そば一幻」「けやき」「空」「弟子屈」「開高」など10店舗が左右に並ぶ。
さすがに「一幻」は行列が。入り口に近い店ほど混んでたかな。
どの店も呼び込みが立っていて手ぐすね引いて待っている。
その一番奥の「白樺山荘」に入ってみる。有名店ですよね。ここが一番広かった。
味噌チャーシュー麺にバターコーンを追加。ゆで卵は無料サービス。
地ビールの「ピリカワッカ」を頼む。黒ビールだった。


食べ終えて2階に下りてみる。
たくさん店が並んでるんだけど、ロイズに花畑牧場白い恋人じゃがポックル
といった商品ラインナップはどこもだいたい同じ。
カルビーの店に揚げたてのじゃがりこ、ポテりこがあったので買って広場で食べる。
海老名のサービスエリアにもあったな。これ、おいしいんですよね。
べたべたしてない、さらさらのポテトフライにじゃがりこの味付けを。
広場の端にはガチャがたくさん並んだコーナーがあって、
そのうちのひとつはなんかのイベントで1回1,000円のスペシャルなのを。
やってる人はいなかったけど…


広場を見渡してみると、
嵐のツアー「5X20」のトートバッグを抱えた女性ふたり連れが大勢いた。
通行手形というよりも何かの意思表示かのように必ず抱えていた。
その後札幌駅周辺に移動しようと大通り公園やすすきのを歩いていようと
視界に必ずこのトートバッグが。
ほんと見かけなかったのはドリカムのコンサート会場の中だけ。
先日ニュースを見たら金土日の3日間に16万人の観客が。
当然のごとく、ホテルが取れないという話に。
道内の演劇大会がこの時期に行われるけど、札幌市内では取れなかったと。
チケットが当たる前提でホテルを借り押さえしていて、外れたことでキャンセルする人もいて、
この規模だとそれもかなりのことに。
社会現象になるだけの動員力があるのはもはや嵐だけか。
仮に東京ドーム一ヵ月連続公演をやっても全てソールドアウトになるんじゃないかな。
財力に組織力を駆使してその全公演に通うという人も何百人、何千人といるんじゃないか。


3階に戻ってロイズのミュージアムを見に行く。
チョコレートができるまでの過程や過去のパッケージの展示があって、
その向かい側はロボットがポップチョコをつくる工場。
プラスチックの持ち手を鋳型の中に入れてチョコレートが注ぎ込まれ、という。
その奥にキティちゃんの子供向けアトラクション。
併設のカフェにはキティちゃんの顔をかたどったカレーが。
ショップには同じくキティちゃんの顔が浮き上がったジンギスカン鍋…
買う人いるんだろうなあ。
来た仕事を拒まないその姿勢には敬服する。


さらにその奥には「ドラえもん わくわくスカイパーク」
子どもたちが無地の人形に色を塗って楽しんだり、
各国の言語に訳されたのが並んでいたり、
「さよならドラえもん」であるとか名場面の原画が飾ってあったり。
ショップはアニメの曲を集めたCD2枚組が買おうかどうか迷った。
あと、コミックス未収録の作品を集めた『ドラえもん プラス』というのが出てるんですね。
タイムマシンに乗った風で写真が撮れるコーナーや
ドラえもんのクレーンゲームを集めたコーナーもあったな。


4階には映画館や温泉もあるようで新千歳空港至れり尽くせり。
その気になれば一日いられるんじゃないかな。
映画館では今、『カメラを止めるな』『ヴェノム』『ボヘミアン・ラプソディ』などを上映。


快速電車に乗って、札幌に移動。
周りは嵐ファンばかり。