札幌へ その4

18日(日)のこと。
目が覚めたのは9時近く。
早く起きて公園を散歩するつもりが疲れて眠くて起きられず。
缶チューハイの「りんごのほっぺ」が残っていたので朝から飲む。


着替えて外に出る。チェックアウト。
この日は妻の友人夫婦と過ごす。
ホテルまで迎えに来てもらう。西に移動。


11時より昼食の予約。
その前に店の向かいにある有名なチョコレートの店に入る。
「Chocolatier Masale」という。
チョコレートの表面に色鮮やかな幾何学模様がプリントされている。
妻はフィアンテーヌやオレンジピールショコラを買う。
フィナンシェやオランジュといった焼き菓子もおいしそうだった。
クリスマスシーズンということで長靴やサンタをモチーフにした
詰め合わせがたくさん並んでいた。
奥にイートインがあって、そこでお茶を飲むことにする。
僕はせっかくだからとチョコだけでつくられたパフェを頼んでみた。


道路を渡って「真心庵」に移動。全室個室の和食の店。
寿司に茶わん蒸しなどのコース。
庭園の見える部屋に入って最初のうちは景色がいいなどと言ってたけど、
飲み始めてからは4人であれやこれやと昔話に花が咲く。
僕が料理が得意だということになり、得意料理は何かと聞かれて
カレーと答えるとそこで旦那さんと意気投合。
毎週子どもたちのためにつくると。
僕も途中からは日本酒へ。
気が付いたら2時間あっという間に過ぎていた。
札幌の人は味噌ラーメンは好きでよく食べるけど、
ジンギスカンは普段まったく食べない、
年に一度「サッポロビール園」に行くぐらいだと聞いた。


午後、大倉山のジャンプ台に連れて行ってもらう。
飛行機は17時、15時半には空港に着きたいということで14時半まで観光。
坂を上っていく。ジャンプ台の麓は高級住宅地で
ジャンプの葛西選手や元ファイターズの稲葉選手の家があるという。
駐車場を下りてエスカレーターで上っていく。
これが見上げたら垂直と思うぐらい急で。


まずはミュージアム
冬季オリンピックでメダルを持った選手のゆかりの品やメダルが飾られている。
葛西選手のスキー、カーリング:ロコソラーレのユニフォーム、
スピードスケートの清水選手のシューズなど。
秩父宮様から札幌オリンピック開幕までの歴史を追うコーナーなども。


下の階ではウインタースポーツを体験。
ジャンプの趣味レーターがあった。
妻も僕もK点越えしたが、僕は着地の姿勢がよろしくなく減点。
ノルディックスキーでコース一周回るシミュレーターもあって、3人並んで走る。
学校の体育でやってたから腕に覚えありで僕が楽勝と思いきや、
なかなか固定されたスキーを前後に動かすのが難しく…
かかとが上がらない。もたもたしているうちにダントツで負けてしまった。
あと、アイスホッケーのキーパーを体験するというもの。
初球のPKか上級の実戦を選べる。
スクリーンにパックを打つ選手の姿が。反応して体を伸ばせばセンサーが判定する。
前にやっていた女の子が5個全部止めたので簡単だと思っていたら僕は5個中1個のみ。
手を伸ばすだけだと反応してくれず、体全体で行け! と言われるが
オッサンの体はなかなか動かない…


リフトに乗って展望台へ。
本格的なシーズンを前にしてあちこちで補修修理が行われていた。
急斜面を上っていく。振り返ると札幌の街並みが一望できた。
展望台からも見渡してみた。
足元に円山球場円山動物園。向こうに札幌ドーム。
西側に海が見えたのは小樽の方か。
目の前をまっすぐ道路が伸びていて、大通公園や札幌駅につながる。


14時半を過ぎて車で新千歳空港まで送ってもらう。
昼にサッポロラガーの話になり、
東京では赤星と呼んでいるが、札幌の人たちはラガーといえばキリンではなくサッポロラガーだと。
普通にコンビニに売っている。飲みながら行こうとセイコーマートに入るが見つからない。
代わりに富良野ヴィンテージを買う。
500ml の缶を飲みながら高速をひた走る。


空港でお別れ。
僕らはショップのひとつに入ってじゃがポックルなどお土産を。
保安検査場をくぐって、「北のサンド」というところで
夜ご飯用にスモークサーモンサンドと道産豚のカツサンドを買う。
飛行機は前の便の到着が遅れているとのことで搭乗が本来の出発時刻超える。
離陸する頃には空が暗くなっている。
町田康猫のあしあと』の続きを読む。
やむにやまれず保護猫を引き取って、生きのびる猫もあれば死にゆく猫もあり。切ない。


19時近くに羽田着。
モノレールの区間快速で大門まで行って大江戸線
さすがに空いていて座って行けた。
疲れて本を読む気になれず。
そういえば行きのフライトには外国人のプロレスラーが乗っていた。
札幌で試合があったのだろうか。


家に到着。みみたが階段まで下りてくる。
ペットシッターの方には昨日今日と3回来てもらっていて、
ダイニングテーブルに残されていたレポートを読むともうだいぶ懐いたようだ。
それでも僕らが帰ってきて嬉しかったのかいつも以上にスリスリ。
そしてさっそくボールを投げてくれろと。
荷物を片付けてシャワーを浴びて、さっぱりしたところでサンドイッチを食べながら
前から冷やしてあった赤星を飲む。じゃがポックルもさっそく開ける。
テレビをつけるとロシアで開催されていたフィギュアスケートエキシビション
皆リラックスして、特にペアやアイスダンスはユーモラスな演技が多かった。
日曜の夜なので『Song to Soul』を見て寝る。


楽しい時間はあっという間に過ぎて行く。
新幹線が札幌まで伸びたら、もっと行きやすくなるだろうか。