Orange or Black

4月14日は「オレンジデー」なのだと聞いた。
バレンタインデー、ホワイトデーに続いて、その愛を確かなものにするのだと。
韓国では、この日「ブラックデー
バレンタインデー、ホワイトデーに縁のなかった若者たちが集まって飲み明かすのだと。
若い頃の僕ならブラックデーだな…
 
というので思い出したが、母校の大学では今、新歓コンパ真っ盛りなのだろうか。
僕らのようなひどい飲み方はしなくて回数も少ないのか。
今の若者たちは酒を飲まないとはよく聞くが。
爽やかに、男女の出会いの場として機能するような、そんなコンパなのだろう。
いや、コンパってそもそもそういうものか。
 
これまでよく書いてきたことだが、
四人部屋の寮ゆえにこの時期は毎晩集会室その他の部屋で酒を飲まされていた。
壁には耳なし芳一の体張りに麻雀の点数計算がびっしり書き込まれていた。
ビール瓶のケースをひっくり返したのをお立ち台にして、吐くまでイッキ飲み。
今時そんなことをする学生寮ってないんだろうな。
 
留年を繰り返して8年目の長老と呼ばれる人とか、
卒業しているのに学生棟に住み着いてる謎の人とか、
そういう昭和な存在感の人は平成の時代に淘汰され、
令和の時代にはいなくなるのか。
 
そういえば王様ゲームって今もあるんだろうか。
山手線ゲームとか。
イッキのみするときのコールとか。
最近の若者たちはサークルのコンパとか、合コンとか、いったい何をしているのだろう?
酒は飲まなくなったが、恋人を求める出会いの場というのは変わらない。
 
妻とは別の大学だけど、すぐ近く、隣と言っていいような大学だった。
国分寺、小平界隈で飲んでいた時に隣合わせていたこともあったかもしれない。
駅前のつぼ八とか一休とか。
その時出会っていたら今結婚してなかっただろうな、と思う。
縁とはそういうもの。