日本酒の缶というもの

昨日、青森の地酒「じょっぱり」の缶のことを書いた。
普段家ではもっぱら焼酎だけど、旅先に出ると日本酒が飲みたくなるもので。
試飲してお土産で買うのもその地方の地酒ということになる。
 
新幹線の中で手軽に飲むならやはり小さいサイズの缶で、
定番は六花酒造の「じょっぱり」ダルマが缶に描かれている。
この前テレビで「豊盃」の缶を見たんだけど、あれって普通に売ってるのだろうか。
青森というか新青森の駅では見たことがない。
番組で取り上げられていたのはノベルティみたいなものだったのか。
普通に検索しても出てこないですね…
 
缶で一番好きなのは岩手、酔仙酒造の「雪っこ」ですね。
白濁としていてまさに雪のよう。
盛岡で秋田からの新幹線を連結するというので少し長めに停車するときには
ホームのキオスクに買いに行く。
でもこれも冬だけの販売なんですよね。
なので僕も東京に戻る正月の3日とか4日にしか飲まない。
そんなときってあれこれ感慨があるもので、
よけい「雪っこ」への印象が高まっている。
 
全国ていな定番はやはり「菊水」かな。
吉野川」や「玉乃光」「高清水」の缶もあるみたいだけど。
ローカル線の中で一人こういう缶をちびちびと飲んでると
吞み鉄も上級者だな、と思う。
 
番組を持ってるだけあって六角精児が思い浮かぶんだけど、
そういやあるときあの人は真冬の雪の降る北海道のホームで缶ビールを飲んでいた。
寒さに震えながら。そこで缶ビールを飲むのか。
すげー…、この人本物だ! と感心させられた。
 
昔は缶の底を押すと熱せられて熱燗になるというのがあった。
調べてみたら「富久娘 燗番娘」
これも東日本大震災の影響で倒産して生産できなくなったのだとか。
誰か引き継いで作ってくれないものかな。
花見のシーズンに夜桜を見に行くとき、肌寒いことが多くてかなり売れると思うけど。