広島へ その2

昨晩は野球中継かなにかで開始の遅れたお笑い向上委員会を。
ナダルにトム・ブラウン布川とかなり壊れていた。
その後、かまいたちジャルジャル、アキナの出てたなんかの番組。
結婚式場のプランナーの困った客。
式の予定もないのに妄想で話を進める新婦とか
結婚式の直後にプランナーを口説く新郎とか
2日前に結婚式をドタキャンして出席者に伝えてないとか
他の式場の見積を見せられて高い部分の説明をイチイチ求めるとか。
 
1時半には寝たか。
ぐっすり眠れず何度も目を覚ます。
冷房をつけていても暑くて布団から出ていたら、明け方今度は寒い。
6時半に起きて大浴場へ。
他に入ってる人は少なく、ゆっくり湯船で温まる。
 
今日はマラソン・グランド・チャンピオンシップのためか
テレビをつけたらマラソンシューズのメーカー。
「作り手一瞬、選手一生」という標語が壁に貼ってあった。
 
朝食バイキングのため14Fのラウンジへ。
事前にホテルのサイトを見ててびびった。秋のメニュー。
もはやビジネス歩テスの域ではない。一例として
「秋茄子とトマトのモッツァレラチーズインサラータ」
「茸と薩摩芋、林檎の秋サラダ」
「茸と鶏肉の白味噌クリーム煮」
「車麩とじゃがいものジンジャー、ターメリックの蒸し煮」
「カリフラワーと車麩、椎茸のカチャトーラ風トマト煮」
実際にはこれらのメニュー全て出てくるわけではなかったけど、
どれもおいしそうで目移りがして食べきれないぐらいだった。
シャンパンも飲んだ。
インターゲートはBSも無料だしすごいな…
 
妻の友人によると以前泊った広島の他のホテルも
最上階にエントランスとラウンジがあったという。
ラウンジからそのホテルが見えた。
確かに最上階を大勢の人が出入りしている。
最近広島で流行りなのか。
 
食後のコーヒーはテラスに出て飲んだ。
ソファーが空いていたので寝そべった。風が心地よい。
何もしないでこのホテルで一日過ごすのもいいな、と思う。
 
2泊することになっていたのでホテルの部屋に荷物を置いて外に出る。
宮島に行って厳島神社を訪れることになっていた。
調べてみると路面電車広島電鉄の最寄りの駅から宮島まで直通の路線がある。
八丁堀駅へ。土地勘がなかったので最初は間違えて
反対方向の広島駅方面のホームに行ってしまった。
信号が青になるのを待ち、横断歩道を渡って反対側へ。
2両編成の広電宮島口行きに乗った。
 
20以上駅があっただろうか。
しばらくの間は広島市の中心部をワンブロックごとに停車して原爆ドーム前を通過する。
そのうちに郊外の町を走るようになって停車駅の間隔が広がった。
西広島駅に出るとそこから先はJRと並行した。
もちろんJRの列車があっという間に追い越していく。
この路面電車は市民の足なのかな、乗り降りの入れ替わりが激しくて途中で座れるだろう、
と思っていたらそんなことはなく、
結局ほとんどの客がガイドブックを広げていてそのまま宮島まで乗って行った。
終点宮島口の手前がボートレース場になっていて、臨時停車した。わずかに数人が下りて行った。
 
改札を出るとすぐフェリー乗り場。
JRともう一社が宮島松大汽船というところが運航していて、今回は後者に乗ってみた。
片道180円。目の前に宮島が広がっていて10分ほどで到着する。
僕と妻は3階の展望デッキの席にした。
家族連れの旅行客ばかりで満席。
隣りを走るJRのフェリーと何度もすれ違う。
3連休の中日。晴れ。臨時便が何本も出ていたのだろう。
 
10時半過ぎ。
宮島口の乗り場は別々だったのに、宮島桟橋側は共同の建物だった。
観光案内所で島の地図をもらい、外へ。
日本人であれ外国人であれ、団体旅行のグループがあちこちにいてガイドの解説を聞いている。
カップルや若者たちのグループが大勢土産物屋の並ぶアーケードの通りに吸い込まれていく。
僕と妻は海沿いの通りを歩くことにした。
牡蠣フライカレーや穴子めしなどの食堂が軒を連ね、軒先ではかき氷や焼き牡蠣を売っていた。
たこ焼きや射的の屋台も出ていた。
江の島もこんな感じだったなあということを思い出す。
 
さっそく鹿を見かける。放し飼いであちこちにいるが、おとなしい。
妻曰く奈良のように噛みついてこないと。
ペタンと座り込んだ鹿を撫でながら観光客が自撮りしている。
軽食の店のおばあさんが鹿を2頭呼び寄せると揚げ立てのポテトフライの入ったボウルを置く。
我先に飛び込んできてガツガツと貪った。