広島へ その4

(15日の続き)
 
朝がインターゲートホテルの朝食バイキングでたくさん食べていたので腹が減らず。
15時前、ビールを飲んで休憩しようと宮島ビールのブルワリーへ。
サイトを見てみると蒸し牡蠣や牡蠣フライなど牡蠣メニューが充実していた。
厳島神社の前を通りがかると干潮で濡れた地面が広がって鳥居まで続いている。
こんなにも風景が変わってしまうものなのか。
行列がさほど長くなかったので入ることにした。
朱塗りの社殿のウネウネと連なる回廊を歩く。
途中円形の泉から清水が湧き出ていて、それが海辺まで小さな流れとなって続いていた。
工事現場の覆いで包まれた鳥居の前を家族連れが思い思いに歩いていて、
鳥居がステージのセットのように見えて雨の後のロックフェスのようだった。
足元の水で濡れた地面はよく見ると無数のやどかりがいた。
 
ようやくブルワリーに着いて生ビールを、というつもりが「CLOSE」の看板が。
昼の営業が終わっていた。
しかし1階のスタンドでは営業していて、牡蠣フライをつまみに
ヴァイツェンオイスタースタウト、広島レッドエール、セゾン・ドゥ・ソービニヨン
という4つを飲み比べてみた。
どれもおいしかったけど牡蠣の風味を生かしたというオイスタースタウトがおいしかったかな。
 
土産物屋の並ぶアーケードの通りをくぐり抜けて桟橋へ。
宮島のある廿日市市TOTOが共同で運営しているおもてなしトイレがあった。
名物のねじり天を店先で売っているところがあって、
蛸天だったかな、妻が買ってくれたので食べながら歩いた。
この店には有名人の色紙や非売品のカープグッズがたくさん飾られていた。
 
宮島口に戻るフェリーは3階の展望デッキには行かず、2階の客席で。
皆同じことを考えるのか満席。ウトウトしながら過ごした。
帰りは広島電鉄路面電車ではなく、JRで。
それまで空いていた社内がここでどっと乗り込む。
僕らは席を見つけて座ることができたが、ほとんどの人は立ったまま広島駅まで。
30分ぐらいで着いただろうか。すぐだった。
 
妻が明日着るものを買うというので駅ビルの中の店を覗いてみるが、
30℃越えの日が続いているというのにどの店もすっかり秋ものばかりだった。
路面電車に乗って八丁堀へ。一度ホテルに戻る。17時半。
インターゲートホテルはラウンジでの時間帯別のサービスが充実していて、
17時から19時までハッピーアワー。ワインとオリジナルカクテルが提供されている。
白ワインをグラスで飲んで、カクテルはレモンのリキュールでつくったもの。
またテラスに出て楽しんだ。
 
この夜も繁華街に繰り出して飲む。
妻が見つけて電話で予約した牡蠣小屋系の店を探す。
途中パルコに寄って妻が夏物の服を買う。
牡蠣の店はその裏手にあった。
残念ながら名物だという「牡蠣のガンガン焼き」は売り切れ。
隣りの女性客たちが食べていたのが最後。
見ると四角い缶の中に焼いた牡蠣がぎっしり。
しかしここで牡蠣の塩こうじ漬けや塩辛といった珍しいものを食べることができた。
広島名物の「がんす」という揚げかまぼこも。
僕は瀬戸田レモンチューハイを飲み、妻は呉の「雨後の月」などを。
 
もう一軒入ろうと、昨晩のバルのあった通りへ。
やたら賑わっている魚系の居酒屋を見つけて入る。
ロープウエーを上った先で瀬戸内海を見下ろした時美味得た大黒神島の
牡蠣のブランド「先端」の生ガキを。
その他、地穴子炙り刺しや陶板焼きっぽい器に入った和風のアヒージョを。
僕は牡蠣を焼いたのが入った牡蠣酒を、妻は「美和桜」を飲んだ。
帰ってきて22時を過ぎていただろうか。飲みすぎた…
この日もまたインターゲートのお茶漬けバイキングを。
京都のインターゲートホテルでは「ぶぶ漬けバイキング」という名前になっていた。