青森へ その3

仕事の夢を見る。
また悩ましい課題が出てきて…、という。
メモっとかなきゃと夢の中で evernote に書く。
仕事から離れたくて休みを取っているはずなのに、仕事のことばかり考える。
このツケは後から絶対来るだろうというのをのらりくらりやってきて、どこで捕まるか。
怖くてたまらない。かといって、……
 
7時半起き。
朝は昨晩のカレー。『なつぞら』に大泉洋が出ていた。
この日は掃除機ではなくカーペットにコロコロをかけて、
フローリングにはクイックルワイパー。
午前中は『やぎ少年ジャイルズ』の下巻を100ページまで。
 
今日もまた散歩。母に頼まれて先日コンビニで買ったという塩飴を探すが、見つからず。
行き帰りで10軒近いコンビニ・ドラッグストアに入るが見当たらない。
もうひとつ頼まれた、本町の仏具の店で洗浄液を買う。
青森銀行本店前で時刻と気温が表示されていて21℃。昨日より涼しい。
東京と違って青森では恐らくとっくの昔に蝉の鳴き声はなく、あちこちにトンボの姿が。
 
そのまま人通りのない本町を歩いて、「まるかい」へ。
何年振りだろう。小学校のとき依頼??
近所に1個上のお兄さんが住んでいて小さいときはよく一緒に遊んだ。
そのお父さんにジャスコとかよくあちこち連れて行ってもらった。
それで一度訪れたのはよく覚えている。
中学校に入る頃から一緒に遊ぶことはなくなって、それっきり。よくある話。
高校のときにも一度同級生たちと行ったような行かないような。
近くに青森ボウルもあるし。
青森ボウル今もあるんですね。驚いた。
 
30年以上昔の記憶にある「まるかい」は町の定食屋のような風情で
おばちゃんたちがラーメンを運んできて、
指が入ってるだの入ってないだのがよくネタにされていたけど
建て替えて新しくなって、店員も男性ばかり。
ここで修業している方たちなのだろうか。
中が600円で大が650円。安い。あとは100円のおにぎりだけ。
大にした。トレイに4つぐらいいっきに運んですぐ出てくる。
あっさ入りしたスープにチャーシュー、メンマ、ネギだけ。
大は2玉なのか。けっこうな分量だった。
煮干し出汁だけど酸味は他の店ほどきつくない。昔懐かしい味。
 
青森でラーメンというとひと昔前は味噌カレー牛乳か、ここ「まるかい」か。
どちらもいまだ人気が高い。
「まるかい」も11時半に訪れて駐車場はいっぱい。
タクシーやトラックの運転手、近くの工務店で働いてるのか揃いの制服の人たち。
そして決まって白いYシャツの年配の会社員。皆常連っぽい雰囲気を醸し出している。
観光客は少ない。
正月に帰るたびにに来てみるけど、年末年始はしまってるんですよね。
ようやく入ることができた。
 
帰ってきて午後はずっと『やぎ少年ジャイルズ』の続きを読む。
途中、母に頼まれて近くのドラッグストアへ米を買いに行く。
夜はカレー。ササギの卵炒め。冷凍の焼売など。
今晩も母の洗った食器を拭く。
 
夜、ようやく読み終える。
いやー、ラブレー的ごった煮の怪作・奇作だった。
物語的本流はそれなりに力強いのに
その中を流れる想像力はその割に若干狭いような。
トマス・ピンチョンと比較してしまうからか。
しかしこれはこれで20世紀アメリカ文学に爪痕を残す大作だろう。
2段組みで上下750ページを2日で読んでへとへとになる。
 
この後は中山泰樹『ディランを聴け!!』と
ピーター・バラカン『わが青春のサウンドトラック』を読んで寝る予定。